オフショアジギング

 

 


2007年10月1日(月) 2年ぶり

 幸漁丸。いわずと知れたジギングのパイオニア。オオマサが釣れる確率は日本でもトップクラスの有名船である。しかし,有名であるがゆえに週末ともなると客が多く,なかなか乗ることができない。

 仕事柄,平日釣行が難しい私はなかなか乗れない状態が続きおよそ2年の歳月が過ぎていた。思い起こせばジギングをはじめたのは1997年。本格的にやり始めたのが翌年’98の幸漁丸からである。たまには乗りたいなと思っていた私にチャンスがめぐってきた。

 仕事の都合で日曜日出勤となり,その代休が月曜日に当てられたのだ,日曜日の晩は仕事の打ち上げ。でも,一次会でおいとまして久しぶりの早福へ!船長さんと久しぶりの対面を果たし,私と石田氏,以前から予約を入れていた方の3人をのせ出船。

 道中,「最近結構10kgオーバーあたってるよ,この前の人は2日連続で揚げたよ」との話に「あたる人には簡単に当たりますヨネェ,私なんか10年間一回もあたったこと無いですよ」なんて軽く愚痴りながらの航行。

 20分程の比較的近いポイントでジギングスタート。間もなく日の出と共に私と石田氏に同時にヒット3キロサイズのヒラマサを仲良くゲット。

 続けて石田氏同じくらいのをヒット,少し遅れて私もヒット。もう一人の方にもヒット。とテンポ良くお土産をキープするも食いが止まり,すかさずポイント移動。10分ほど小移動。で比較的オオマサが出そうなポイント到着。最近オオマサが当たってるとの話を聞いていたので,用心して,それまで使っていた574SSから536HSに持ち替えてジグ投入。

 ひと流し目で私にヒット,間もなく強い引きが伝わってくる。結構締めこんでいたドラグから少々ラインもでる。「根が荒いから出したらだめよ」と船長さん(懐かしい)いっこうにリールをまききれない私を見かねて「みんなあげて」のアナウンス(これも懐かしい)しかし,そのアナウンスに魚も観念したのか,案外すんなり締め込みも止まり,後はスイスイと上がってきてネットイン。

 あさから,愚痴ってたわたしに船長さん「ほら10s超えとるやないねぇ」の一言。あまりにもあっさり釣れてしまったので何と言ってよいのやら・・・

 で,気を入れなおして再投入。で,また私にヒット。今度はドラグは出ないが,さっき10kg釣ったばかりなので,だるいことだるいこと。こちらも6.6sのグッドサイズ。

 その後,点々とするも当たりはまばらで,もう一人の方がヒラメやヒラゴを一つずつ追加,私は,1kgくらいのシビをスレがかりのあと,ヒラゴヒットさせるも,プルプル感を楽しんでたら口切れでバラシ。

 夕方も近づいた頃,石田氏の586HSにFENIXの組み合わせでヒラマサ2本連続ヒットでちょっと早めの沖あがりとなった。久しぶりの大物ゲットでとても思い出に残る一日となった。

 あらためて,感じたことだが,岩崎船長さんはすごい。


ヒラマサ10.8〜3.6kg 4本
ジグ: YAIBA-170g,FENIX−200g
ロッド:MCワークスNB574SSエボリューション
      MCワークスNB536HS
リール:シマノ’99ステラ10000PG
ダイワソルティガZ6000
ライン:ウルトラジグマン4号・6号


2007年08月12日(日) 時化釣行

 お盆を前に実家に帰省してきた兄や10年来の友人D氏そしてネットつながりのlanp-eye氏やよっし〜氏,などなどを誘ってお盆の魚確保を目的?に一栄丸ジギングをがんばってきた。

 この日は,朝鮮半島付近を北上した,台風から変った熱帯低気圧の影響で,南風がとても強かったが,真夏のカンカン照りベタ凪という状況よりはかなり涼しかった。たまに潮をかぶって更にすずしくも・・・

 さて,午前6時半,比較的近いポイントで釣りを開始,一流し目で自分のYAIBA170gグローにヒラゴヒット。この海域はこの時期ヒラゴが多いのでタックルをヒラゴ用に用意したPE1.5号+YAIBA85gに変更。

 すぐにヒラゴ連続ヒット,3本目までキャッチ,4本目でキャッチ&リリース?ぶり上げ失敗。でしばらく沈黙が続いたのでポイント移動。ここで,この日ジギング初挑戦のよっし〜氏に待望のヒット。でもなんか引き方が違う。
 けど・・・結構重そう。上がってきたのはなんとヒラメ!

 その後点々と移動を繰り返すが,風が強くて釣りづらい。それぞれにポツポツと釣果を伸ばしたが,風には勝てずやや早めの沖上がりであった。

 結果的には船中11人で,私がヒラマサ7本,D氏が3本,ランプ氏が1本,よっし〜氏が1本,その他2〜3本。によっし〜氏のうらやましい4kgヒラメ。と,渋いながらもボチボチ釣れてお土産もそれなりに確保したまずまずの釣果でした。
最大がD氏の6.8kg,D氏もすべてYAIBAだったから10本はYAIBAの釣果であった。


ヒラマサ3.0〜1.2kg
ジグ: YAIBA-170〜85g
ロッド:MCワークスNB574SSエボリューション
   MCワークスNB633SSエボリューション
   MCワークスNB6053SSエボリューション
リール:ダイワソルティガZ4500H
シマノ’99ステラ10000PG
ライン:ウルトラジグマン3号・4号


2007年07月30日(月) リハビリ釣行!

 前回ジギングに行ったのが4月7日,計算してみると114日間も沖に出ていないことになる。こんなに間が空いたのはひさしぶりだったので,もう,釣り方すら忘れたのでは?と心配していたが実際行くと何とか釣りはできた。

 この日の前日までは,調子よくつれていたらしいが,前夜に吹いた強風と当日の曇り空の影響か?この日は結構渋い。ヒラゴが多かったので,ヒット&バラシを連発させながらも何とか2本ゲット。

 同船していた,石田氏が5本ゲット。全てYAIBAでの釣果であった。

ヒットパターンは,ほとんどが縦のワンピッチジャーク。ヒラゴに関しては遠投斜め引きも有効であった。114日のブランクのリハビリとして考えたらまぁよかったのだろうか?


ヒラマサ3.0〜1.2kg
ジグ: YAIBA-170〜105g
ロッド:MCワークスNB574SSエボリューション
   MCワークスNB633SSエボリューション
リール:ダイワソルティガZ4500H
ライン:ウルトラジグマン3号


2007年04月07日(土) マグロが!

 この日まで含めて5日間毎日21時まで仕事。前回もそうであったが,今回も準備が終わって寝たのは午前1時半。2時間ほど睡眠をとっていざ港へ。5時半に港を出発し7時ごろに七里到着するやいなや,いきなり鳥山。

自分は,港にギリギリ着いたので,まだキャスティングの準備ができていない。同船者の3人が次々にキャストを始めるが,くわない。そのうち,自分も準備完了。ジグを中心にキャストをするがタイミングが合わない。

やがて,船のすぐ近くでナブラが沸いたときに,Sさんのミノーにヒット!
約10分ほどのファイトの後ネットイン!ところがマグロの重さで?ネットがブレイク!マグロは海に帰っていった。

それからもしばらくナブラをさがして,右往左往。再びチャンスが。数名でいっせいにキャスト。自分の隣からキャストしたこれまたSさんのミノーに再度ヒット。最初のランで30mほどラインがでたが何とか止まる。

その後のファイトは,是非,動画をみてほしい。↓

その後も小一時間ほど狙っては移動を繰り返したが,私にもヒットはあるもののフッキングせず。ナブラもなくなった。

それからはしばらくドテラでジギング。すぐに,またSさんに良型のブリがヒット!釣る人はどこまでも釣る。

そうこうしているうちに,一瞬だけ潮と風の動きが緩んだ。すかさず伝家の宝刀YAIBA170g&エボ574にタックルチェンジ。久しぶりに縦にしゃくるとヒラゴがヒット。3s→2.5sと連続ヒットするも後が続かず,またしても風と潮が動き始める。

ちょっと後にトモで釣ってたH氏にビッグサイズ7キロくらいのメダイと5・6キロのヒラス連続ヒット!しかし,この日の食いもこれで終わり。

二神など,2〜3回ったが,ヒットが無いままこの日を終えた。

まぁ,忙しくてそれど頃ではなかったとは言え,もう少しマグロの準備をしてから七里に臨むべきであった。しかし,この時期生粋のジギンガーにはいろいろな意味でちょっとつらい時期かもしれないですね。


ヒラマサ3.0kg YAIBA-170g
ロッド:MCワークスNB574SSエボリューション
リール:ダイワソルティガZ4500H
ライン:ウルトラジグマン4号


2007年02月18日(日) 久しぶりのヒラス

 この日の前日に実は行く予定で港まで行ったもののあまりの風雨の強さに思わず「やめます」の一言。港を後にしてから24時間後,またしても同じ港の桟橋に立っていた。

 かくして,私を含む11人のアングラーをのせた一栄丸一路壱岐沖へ!朝の7時到着。何だか結構時化ている。波高2mはある。しかし,めげずにミヨシに立つ。朝からがんばること4時間程,その間船中ヒラゴ1本。

 それでもミヨシで遠投斜め引きを繰り返す私に待望のヒット。大して強い引きではないが,何しろ4ヶ月ぶりの獲物である。慎重に浮かせて涙々のヒラゴ2.5sゲット。

 それからまた2時間ほど沈黙,それでもミヨシで激しくシャクり続けている。波は一向に収まらない(むしろ強くなっている)的山大島付近でバーチカルにしゃくっていると,波に揺られて思わずよろめきしゃくる手をとめた,その時。何かがジグをくわえた。

 あわせもそこそこにリフトアップを始めるけど,波が大きくてなかなかリールを巻けないまもなく自分の2つ右隣の方にもヒット(したみたい)。よくわからないまま魚を浮かせてくる。手ごたえからして,4〜5s程はあるかなぁ?なんて考えながらゆっくり浮かせているが何故か,魚が船底に入っていく。

 よーく周りをみてみるとどうも2つ隣の方と絡んでいる様子。その時点で自分の中では「なんだ?二つ隣の方,私の仕掛けに絡ませたのを魚がヒットしたと思ったのかな?」で,「ゆるめてくれんですか?」とか思っていた。

 しかし,一向に緩めてくれない。それもそのはず,実は自分の仕掛けが魚ごと彼の仕掛けに絡んでいっていたのだから,そんな感じでしばらくしてから彼の隣に場所移動したときには既に私の魚は居なくて,彼のラインにしっかりジグが絡んでいた。

 しかし,何とか彼の方の魚はラインをたぐってゲット。よかったよかった。
この方絡んだ部分で私のリーダーを切れば良さそうなところをわざわざ自分のラインを切ってくださり「すいませんでした」と!,悪いの私の方なんですけどうーん人間のできた方だ。

 で,すぐに釣を開始した私ですが,結局この日はこれっきり。 船中11人でヒラゴ3本の貧果に終わってしまった。しかし,久しぶりにヒラスをつったのだからよしとすべし。


ヒラゴ2.5s YAIBA170g


2006年10月22日(日) 渋いけど5本

オフショアから離れること2ヶ月ちょっと,そろそろ沖の空気も吸いたくなって,一栄丸に乗船。釣友Tさんと,ネットつながりのlanp-eye氏,福岡の常連K氏,船長さんの息子の5人のアングラーを乗せて,出船。

 前半戦生月周りでは,私にはヒット無し,I 氏とK氏のみヤズやらヒラマサやら釣っている。しかもヤズと言いながら8sオーバーのグッドサイズである。

 調子の悪い生月から少しずつ北上しながら点々と釣っていく。I さんヒラゴゲット。私,ヒット無し。この日初挑戦のlanp-eye氏が釣るまでは,遠慮して・・・とか言うわけではないのだがヒットしない。

 昼も近づいたころ,lanp-eye氏待望のヒット。やや,ドラグを鳴らしながらも何とかゲット。3.5sのまずまずサイズのカンパチ。美味しそう。

 何だか自分だけ取り残された用だが,辛抱して釣っていたらYAIBA170gに待望のヒット。2.7sのヒラゴゲット。それから,連続ヒット,やず,ヤズ,ハガツオ,ヤズ。合計5匹釣ったところで疲れちゃったので,ちょっと早めの沖上がり。

釣果は以下の通り

私:ヒラゴ2.7s,ヤズ2.9〜3.4sを3本とハガツオお2kgをYAIBAでゲット

T氏ヒラマサ2.5sサイズ2本をYAIBAで,ヤズ3.0sをセブンでゲット!

lanp-eye氏:セブン165g(プロト)でカンパチの3.5sをゲット!

   
左:私が釣ったヤズ 右:lanp-eye氏のカンパチ

結構渋くて,ヒットパターンがバーチカルだったので,かなり疲れたけど,ま,釣れてよかったです。

 


2006年8月14日(土) 20sくらいは釣ったかな?

 お盆休みをとった兄が久しぶりに一人で帰省してきた。それならということで,2年ぶりのジギングに連れて行くことにした。友人D氏にも連絡を取り,お盆休みというのに,3人での余裕の出船。

 ここのところ,沖は調子が悪いとのことだったので,とりあえず近場中心にヒラゴでも何でも良いですのでと言って5時40分出船。6時にはポイント到着。早速釣り開始。開始しばらくはヒットが無かったが,あっちこっちでナブラが沸いている。

 しばらくがんばっていると,何かがヒットするがフッキングしない。ヒラゴ特有のあたりが2回ほど続いたので,フックを結構小さいものに交換すると,ヒット!1.5sくらいのヒラゴゲット。それからしばらくはポツポツとヒラゴが釣れ,4人で10本程釣ってお土産をキープしたころヒットが遠ざかる。

 とりあえず,ちょっとは大きいのもということで,ちょい沖の漁礁に移動,でも潮が動いておらず,反応も無い。船長さんと窓越しに「潮動いてませんねぇ?移動しますか?」なんていいながら,秘儀,殺気殺し釣法をしていると,突然ヒット!船長さんも思わず「反応なかったんだけどなぁ」と。

 私も久しぶりの強めの引きを堪能しつつ7.1sのグッドサイズヒラマサゲット。しかし,やはりその後が続かず。更に場所移動。しかし,まったく潮が動かず,更に元の漁礁ポイントへ移動。

 それから昼過ぎまで,漁礁や沈船を中心にポツリポツリとヒットが続いたもののいよいよ13時ごろに食いがストップ。風も無し,太陽はガンガン。それでも1時間ほどがんばったが,本当に熱中症になりそうだったので(私が),平気そうな兄貴には申し訳なかったが,14時の早上がりとした。

 しかし,早上がりとは書いたが,近場中心に6時〜14時まで釣り続けたのだから実釣時間はかなりのものだった。近海中心とは言え,釣果,ボリューム共に満足な一日であった。

 

釣果

私:ヒラマサ7.1s,3.4s,ヒラゴ2〜1s5匹,ブリ2.3s1匹
船長さん:ヒラゴ2匹 , D氏:ヒラゴ2〜1s5匹 , 兄:ヒラゴ2〜1s3匹


2006年7月30日(日) 私だけヒラゴ

 沖でヒラマサの調子が良くなったとの情報を聞き,早速船長さんに電話。しかし,人数が集まらず,2人だけ。「近場でよければ」との船長さんのご好意に甘えて,出船。

 まずは,二神に行ってみるが,下げ潮が動かず生月に移動。到着直後はあまり動いてなかった潮が,徐々に動き出して,まずは船長さん4sサイズをゲット!私はタモ係。そのくらいから,調子よく潮が動き出し,ヒラゴがヒットし始める。

 が,私にばっかり釣れて同船者Iさんには一向に釣れない。私が5本ほど釣ったころ,Iさんに,フックをこれに変えてみては?と私のフックを進呈。その直後Iさんにヒット!しかし,ヒラゴにしてはやたらとロッドがしなっている。おまけに少しだけドラグまで鳴っている。

 上がってきたのは,この日最大の8.5sのナイスヒラマサ。「次は俺の番だ」とがんばるけど,釣れるのはやっぱりヒラゴ。7匹ヒラゴを釣った時点で更なる大物目指して場所移動。

 移動後まもなくI氏にドデカイあたりが・・・マグロ39.5sを吊り上げた豪腕I氏がロッドを立て切れず,あっという間に漁礁に持っていかれて根ずれでバラシ。その後Iさんもヒラゴを2〜3匹釣ったところで,ヒラスはもうたくさん釣ったということで,恒例のヤリイカ釣りで更にお土産を増やして帰港。結構楽しい釣行であった。

  


2006年7月22日(土) 私だけボーズ

 先週ジギングを絶つこと2ヶ月。禁断症状もピークに達したこの日,いよいよ我慢できずに,行ってきました。同船者のKさんが3s弱,船長さんが,4sくらい,Iさんが1.2sくらいのヒラマサをそれぞれ釣る中,私だけ何もヒットしないまま2時を迎えた。

 このままでは,お土産キープは厳しいと判断した私は,船長さんにイカ釣りを申し出て,何とか10杯ほどヤリイカを釣らせていただき,船長さんのヒラマサもお土産にいただき,無事お土産だけはもってかえりました。


2006年5月21日(日) シーズン終わり

 先週,「もうしばらくジギングはいけないかなぁ」なんて思っていたら,たまたま部活の手もあき,天気も良い。少しずつだがヒラマサの食いも続いている様子。これは行かない手はない。急きょ船長さんに連絡を取るが,一名も入っていない。(さすがシーズン終わり時期)

 急いで,心当たりに連絡しまくって,何とか2名確保!佐世保市在住,kenjigテスターのO氏と同じく佐世保市在住のK氏,二人は初顔合わせだ。そんなこんなでいざ出船。思ったとおり結構凪いでいる。

 七里のマグロにも心が動いたが,こらえて近場のヒラマサ狙いで回ってもらった。

しかし,思った以上に渋い。朝から調子良くヤズとヒラゴを釣ったものの後が続かず数時間が過ぎ,昼も過ぎたあたりに,船長さんの息子さん操るYAIBA170gにヒラゴとヒラマサがヒット。最後はテスターO氏のヒラゴで今シーズンを締めくくった。

  
船長息子さんが釣ったヒラマサ

 船中の釣果は:

ヒラマサ6sオーバー〜2sを4本とヤズ3.5sをYAIBA170gで,ブリ5.8sをFENIXでゲット!

 といった感じで,うちブリ5.8sとヒラマサ3.5sが自分の釣果であった。それにしてもさすが,自分が連絡を取った人員だけに,釣果が全てkenjigというのがなんともいえない。


2006年5月13日(土) 昼まで

 4月から5月の大型連休にかけての土日は,部活の練習やら試合やら,時化やらで結局一度も出船ができなかった。

 この日も狙っていたら,夕方3時から部活の練習試合が・・・そこで,船長さんに交渉してお昼でで良いですのでということでお願いし,職場の同僚I氏と二人船に乗り込んだ。あいにくの雨と北西風で,釣り向きの天気ではなかったが,船長さんの息子さんと3人でブリの4.4を頭にヒラスの3.6sなど合計6本が船中に上がった。

 午前中のみの近場の釣りとしてはまずまずの釣果だったのではないだろうか?

 

私:ヒラマサ3.6s,ブリ3.8,1.4sをYAIBA130・170gでゲット!

ブリ4.4sをkenjig8-260gでゲット!

  


2006年2月18日(土) 初マサ

 またまた,釣行記は書いてないが,この日からさかのぼる事3週間前に同じく一栄丸に乗船した。しかし,魚さんたちは,別の場所に行っていたからか,イルカの影響か?,私たちの誰一人としてカスリもせずに一日を終えていた。

 今度こそと意気込んで3人で予約を入れたが,一人が急用でキャンセル。私たち以外にたまたま予約が入ってなかったので,出船できない危機に直面。すかさず知り合いに連絡を入れまくるがそんな簡単に行けるはずも無い。いけるんだったら最初っから行ってるはずだ。

 恐る恐る船長さんに電話を入れてみると,案の定予約は入ってない。しかし,船長さんもここのところ時化続きでずーっと出船してないから行ってみたいので,2人で良いですよ。とおっしゃってくださった。

 申し訳ない気もしたが,まだ,初ヒラマサにあってない私は,お言葉に甘える事にした。そんなこんなで,当日の朝。二人だから近場をとおっしゃられていたのだが。夜が明けないので結局いつもの壱岐沖まで一気に行ってしまった。

 早速釣りを始めるが船長さん曰く潮が動かんとのこと。小1時間ほどで諦めて,二神に移動。年末に結構釣れたポイントだけに期待が高まるが,ここも潮が効かない。ちょっと別の場所に行くが,反応がないのでまた期待のポイントに移動。さっきまで緩く下げていた潮が上げに転じている。

 すかさず船長さん,上げのポイントに船を移動。私も勝手知ったるポイントなのでいつものヒットパッターンである,「遠投斜め引き」を試してみる。しかし,なかなか当たらない。そして何回目の流しだっただろうか?かなり遠投して,大きくワンピッチでYAIBA170gをしゃくっていると待望のヒットが。1本目なので慎重に寄せて,船長さんのタモにイン!

 

これが今年の初ヒラマサであった。何しろ前回が完全ボーズでこの日も昼前までノーヒットだったので,もう,泣きそうなくらい嬉しい1本であった。その後しばらく当たらなかったので,再度小移動して年末良かったポイントに入るが,またもヒットが無く,再度さっきのピットポイントに入る。そこで私もタックルを遠投斜め引き専用に買い揃えた,633エボリューション+TD-X5000Hi-aにPE3号,YAIBA130のセットにタックルをチェンジ。

 力いっぱい遠投すると,いやぁ飛ぶなぁ,50m以上飛んでるんじゃないかなぁ?そしてさらに派手にしゃくっていると,きました2本目。さっきよりは良い引きが伝わってくる。少し緩めのドラグからもラインが出る。上がってきたのは5.5sのまずまずサイズ。

 思わず船長さんに携帯渡して,記念撮影。この一本に完全にヒットパターンが読めたのか,続けて3本目ヒット。今度は2.2sのカワイイサイズ。お土産もできたので,そろそろ動画用カメラをセットすべくミヨシ側へ移動。

 次の流しから動画撮影開始。カメラを回すとあまりつれない物だが,それまでと同じように大遠投してしゃくって,30m程巻いたところで食わせのタイミングを入れたらすぐにヒット(疲れただけという噂も)。元気が良い3.0sをゲット。

 すぐに生け簀に魚を入れてまだその流しが終わらないうちにジグを投げ込む。4本目のおよそ5分後,またしても食わせのタイミングを入れたらヒット。今度は途中から良く引いている。今までより一回り大きいようである。

 PE3号なのであまり強引にも寄せきれず。それまでの連続ヒットで腕も疲れ気味だったので結構てこずりつつもゲットしたのは,この日最大,7.4sのグッドサイズヒラマサであった。その後,そのタックルをまだヒットが無い友人D氏に渡し,D氏もヒットしたのだが,散々遠投を繰り返したからキズが入っていたのか?あえなくラインブレイクで痛恨のバラシであった。

 実はこの日のヒットジグYAIBA130gは,1本しかもってきておらず,その後も二人でYAIBA170gなどで一生懸命遠投と大きなシャクリでがんばったのだが,ヒットするもののフッキングにいたらず。釣果を伸ばせないまま納竿となった。

 ヒットジグの切れ目が,魚の切れ目であった。しかし,D君には悪いけどホント釣れて良かった。船長さんにまず感謝。あとYAIBA130gもなかなかのものであった。

釣果:ヒラマサ7.4,5.5,3.0,2.9,2.2s


2005年12月29日(木) 釣り納め

 実は,釣行記は書いてないがこの日の4日前の25日に,正月魚をゲットすべく同じく一栄丸にのるが,船中ボーズという辛い一日をおくってしまった。年内はおとなしくしておこうと誓ったつもりだったが,10年来の釣友Dと連絡を取ってみると,この29日くらいしか予定が合わないようである。

 天気予報を見ると久しぶりの凪。昨年末の3連続ボーズが頭をよぎったが,ここで行かねばじぎんがーとしての腕が廃ると奮起し,船長さんに予約を入れた。25日は朝からメバルが調子よく釣れたのでこの日も出船の2時間ほど前に港に入りメバルを狙ってみる。

 放射冷却で冷え切った港にロッドを振る音がこだまするが,つれるのはミニサイズメバルのみ。でも,前回のボーズをおもうと,そんなメバルでも一応キープしておこうか?なんて気になる。それでもあまり釣れないので暖を取るためにエンジンをかけっぱなしの車内に飛び込み,ドアを閉める。と同時にパチンと乾いた音が・・・。そちらを見るとさっきまで手にしていた,愛用のメバルロッドが・・・。えっと,車外に立てかけていたはずなんだけど・・・。え?

 立てかけてたロッドがドアを閉めるタイミングにちょうど倒れてきたようで,完全に折れてしまっていた。メバル釣りはこれで完全に戦意喪失。なんてやってると船長さん登場。道具を積み込み準備をすませていざ出港。前回ぼーず。メバルもつれない。竿も折った。まさに崖っぷちの状態での出港であった。

 さて,小1時間ほどで最初のポイントの壱岐沖に到着。早速つりを開始するが,しばらくはヒットが無い。1時間ほどたってもヒットが無い。ふと前を見るとなにやらボイルしている。船長さんもすかさずそちらに船を回し,みな遠投してみるが反応が無い。

 続いてボトムから攻めてみるが反応が無い,やがてボイルもどこへ行ったのやらの静まった空気が・・・(何かせんといかんかなぁ)とふと思い,とりあえず表層をひいてみることにした。
この日初下ろしとなる,MCワークスの633SSエボにYAIBAの130gをつけてフルキャスト!

 いやぁ〜良く飛ぶ飛ぶ。70mくらい飛んだんじゃないかなぁ?さて少しフォーリングさせて・・・あれ?なんだこの結び目は?実は,この日私が持ち込んだタックルは全部で5本,新調したこのロッド用のリールが間に合わず,家にあったカゴつり用のリールをもってきたのであった.しかも,ラインも昔のものをそのまま。

 ところがそのラインがなぜか100mのところで結んであった。思い起こせば10年程前に使ってたものだからかなりその辺はてきとうだったんだと改めて感心してしまった。とまぁ感心している場合ではない。そんな結び目なんてヒラスに引張られたら一発で切られてしまうのは目に見えてるので仕方なく,フォーリングを結び目くらいで止めて,中層から表層オンリーでせめることにした。

 でもって,大遠投の1投目やや早めにしゃくってくると何かがヒットした。遠くでヒットしたので今ひとつサイズがわかりにくいがブルブルという感覚が伝わってくる。「カツオだ」なんて思ってガンガン寄せると,何か首振りがちと大きい事に気付く。やがて顔を出したのは2.5sサイズのヒラゴ(ヒラマサ)。ぶりあがりそうなのを船長さんの人でも入る大タモですくってお土産ゲット。

 それから小1時間ほどの間にそんなパターンで私にだけヒットが続き,5本ヒットさせて1本バラして3本のヒラゴと1本のヤズをキープ。船長さんの息子さんもヒラゴを1本キープしたところで潮がとまり,食いも止まったので場所を二神に移動。移動中,まだヒットが無い友人D氏に,「今日のヒットパターンは遠投斜め引きだからこのジグが良いよ」と1本のジグを渡した。

 じつは,自分はまだ釣ったことの無いジグDolphinの150gである。でも,なんかこの日はこのジグに釣れそうな気がしたのだ。さてポイントにつくと,既に逆の潮が動いており,すぐにつりを開始。一流し目で友人D氏に何かがヒット。結構ドラグが出ている。少々てこずったが,やがて顔を出したのは彼の自己最高記録8...5kgのグッドサイズなヒラマサであった。

 それから2流し目くらいに,またしてもD氏ヒット。8.0gゲット,続いて私のFENIXにヒラマサヒット6.5sゲット。続いてトモで釣っていたNAKAZI氏ヒット7.5sのヒラマサゲット。最後にまたもや友人D氏ヒット,5.5sのヒラマサのスレがかりでゲット。ここだけで5本,合計36sのヒラマサがヒットした。

 お土産も十分キープできた所で場所移動。しかし,この日の好調もここまで,あとはヒットが無いまま納竿となった。

  

 出足は,悪かったものの,正月の魚もキープでき,何とか良い釣行で一年を締めくくる事ができた。ほんと,この日だけは「いってよかったぁ」と心から感じた。

釣果:友人D氏:ヒラマサ8.5,8.0,5.5s
       私:ヒラマサ6.5s,3.3,2.8,2.5sとヤズ(ブリ)の2.9s


 2005年11月20日(日) 港を散歩してたら・・・

 この日の前日19日(土)に予約を入れていたのだが,なんと!乗船者私のみ!で欠航(T_T)

 その翌日20日は満員とのこと,しかし,この日を逃すと学期末の繁忙期に突入するので釣行が難しくなる。何とかして行けないものかと考え,「こりゃぁドタキャンに賭けてみよう!」ということにして,当日の朝道具一式を車に積んで一路港へ!

 港に付いて船長さんが来るまでの間はメバルを狙ってみるが,チビしか釣れず,エギを投げてみると,空振り。なんてやってるうちに船長さん登場!さりげなくメバルロッドを片手に「おはようございます!メバル釣ってるんですよぉ」ってな具合でさりげなく船長さんにあいさつすると,「今日は4人ドタキャンになってしまって・・・」と船長さん。

 「えっ?そうですか!じゅあぁ私乗っていいですか?」,「え?いいんですか」と船長さん。「もちろんですよ!いつでも行けるように常に道具つんでますから」と胡散臭い私。そんなこんなで出船し,壱岐沖を目指す。6時に出船し小1時間ほど走り7時過ぎにポイント到着早速釣り開始。

 最初の1時間はヒットなし。やがて日ものぼりあたりも明るくなった8時過ぎ,YIABA170gをバーチカルにしゃくっているとそこから10mちょっとでヒット!首を振る感覚から本命とわかる引き。最初の1本目なので少々慎重に浮かせてキャッチしたのが,4.3sのまずまずサイズのヒラマサ。(写真左下)。

 そのすぐ後の流しでまたしてもジグに何かがヒット!と思ったらすぐばれる。フッキングが甘かったのかと思いきや,アシストフックが飛んでいた。なんだ?とか思っているとその後すぐ何かがヒット。でもやたらと引かない。あっさり上がってきたのは2s弱のサワラであった。その前のアシストが切れたことも妙に納得しつつ,しゃくり続けるがヒットが続かずあえなく場所移動。

 少し南西よりに30分ほど移動して釣り再開。この頃から動画も撮影し始めるが,不思議とカメラを回すと魚はヒットしないので,ためしにカメラを回さずにつりを始めると,本当にヒットした。その前よりもちょっと良い引きをしている。しかし,せっかくだからその様子をカメラにおさめたくて船長さんにスイッチを入れてもらう。

 リールを巻く手を止めて魚を泳がしていたら,やたらと元気に泳ぎだして,カメラのスイッチを入れたころには,ちょっと良い引きをしているので映像的には面白いものが撮れた。そんなこんなで上がってきたのは,6.4sの美味しいサイズ。フックのかかりどころが悪くて,出血多量だったが血抜きの手間がはぶけたかな?(初心上左,中)

 そのポイントもそれ1本で終わったので,二神へ移動。ヒットなし。的山の西の海域でポツポツヒットが出始めて,アラカブ,マダイ,ヤガラ等が他の方にヒット。「うまそうだなぁ」なんてよそ見をしながらしゃくってると,私にもヒット。ヒットした直後に少しドラグが出たので,ちょっと良さそうなサイズと認識。さっきみたいに泳がしてるとなかなか浮いてこなさそうだったので,ロッドを立ててリールを勢いよくゴリ巻きしてみると案外すんなりと浮いてきたのが8.0s私の今シーズン最大のヒラマサであった。(写真右)

 その後も,別の方に,ヒラゴやヤズ,ネリゴ,サワラなどがヒットしボチボチお土産ができたところで2時40分頃,早めの納竿とした。あさから,港を散歩しに行った割にはなかなかの釣果であった。


ヒラマサ8.0,6.4,4.3s 動画は
こちら


2005年10月30日(日)

 夏マサダービー2位のIさんと2ヶ月ぶりの釣行決行!港につくとNさんやDさんなど相変わらずのつわものぞろい。しかもかなり時化ている。それでも何とか出船し比較的近いポイントで釣り開始。午前中は潮上側に陣取った為ヒットに恵まれないばかりか,10sのヒラマサを対角線の方に釣られ意気消沈。

 それでもなんとかがんばっていると,まず,キハダがヒット!続いてハガツオがヒット。何てやってるうちに潮も代わり自分が塩下側に・・・そして待望のヒット。6.0sのヒラマサゲットである。それから2発連続でヤズ3.0,2.7とヒットしIさんもネリゴをヒットさせ船中でもポツポツとヒットがあり,一通りお土産をキープした時点で時間切れ。

 渋めな一日だったが,Iさんとヤズとネリゴを交換したので,お土産は刺身5目達成の豪華版であった。

 
ヒラマサ6.0s ハマチ3.0s ネリゴ1.3s キハダ2.0s ハガツオ1.7s


2005年8月26日(金)

 この日の前の週は,五島西沖で,ヒラスとサメが入れ食いしたとの情報を得ていたが,あいにく火曜日から時化。木曜日はやや波もおさまりつつあったそうで,出船はしたらしいが,まだ波が高くて,本命ポイントには行けない状況であったそうだ。

 もし,私が行けるとしたらこの26日と30日のどちらかであり,かなり悩んだが,行けるときに行くべきと思い,職場の同僚 I さんを連れて行くことにした。平日ということもあり,乗船者は私たち2人の他に福岡から来られてた方のみの3人。

 港を出ると,前日からの西風がまだ残っている。朝は潮の流れと風の向きが逆で波も立つだろうとの船長判断で五島の東を目指す。約30分ほどでポイント到着。早速釣りを開始。

 一流し目,ヒットなし。2流し目・・・隣で釣っていた,ジギング2回目の I さんのほうから「来た」との声が。見ると536HSが良い感じで曲がっている。その頃既に,シャクリを始めていた私も,食わせのタイミングを入れるようなシャクリをしているとすぐにヒット!こちらは565HSがこれまた良い感じで曲がっている。

 朝一のダブルヒットに2人とも慎重に浮かせ,ダブルゲット!私,7.1s,I さんのは6.8sの丸々と太ったヒラマサだった。(写真撮りわすれとりました) これで,2人とも気が楽になったのだけど,後が続かない。しばらくヒットが無いまま,1時間半ほどが過ぎる。


これ一応7.1sっす。セブン190gにヒット

 業を煮やした私は,それまで使っていた,565HS+セブンを574SS+伝家の宝刀?YAIBA170gに持ち帰る。それから2流し目くらいだろうか,そこから5シャクリ目くらいで「ガツン!」と気持ちよいヒットが伝わる。夏マサらしく元気な引きを見せたものの,後半は力尽きたのか,すんなり上がってきたのは,4sのヒラマサ

 
4.0s!ヒットジグはYAIBA170g

 それからまたしばらく沈黙が続き,お昼も近づいた11時半ごろ,もう一人の方にハガツオがヒット。その美味しさを知ってる私は,ついついハガツオ狙いの早いシャクリに!Iさんと2本ずつほどキープするとまた,しばらくヒットが遠のく。同時に西からの風も強さを増して北西から拭き始め,西沖は諦める。

 何てやってるうちに潮どまりで,ちょっと休憩。再度潮が動き始めたので釣り始めたがしばらくはヒットが無い。ミヨシに立ったりトモに立ったり色々しているうちに,もう一人の方に何かヒット。ちょっと良い感じでロッドがしなっている。

 それを横目に私も胴の場所でヒット!我ながらオコボレに預かるのが上手い!ゲットしたのは,2.4sの元気なネリゴ(カンパチ)で三目達成!


セブン190gにヒット,2.4s

 その後私がカツオを1本,船長さんが2s程のネリゴを1本釣った時点で時計は午後4時が近づいて「そろそろ終わりかなぁ?,もう1本お土産が欲しいなぁ」なんて感じでがんばってしゃくってると私にカツオがヒット!

 難なくカツオをゲットしてクーラーに入れよると横から,「きた」との声。初心者 I さんの536HSがまたも良い感じで曲がっている。途中何回かの突込みにもドラグをチリッとも鳴らさず見事にしとめられたのがこの日最大の7.2sのグッドサイズヒラマサであった。

 
オオトリは7.2s。FENIX200gにヒット

 その後は2流しほどで終了。I さんがハガツオを1匹追加しての終了であった。久しぶりにまずまずの釣果を得る事ができ,満足な一日であった。そして,また一人,悪の道に引きずり込んだ事は間違いないだろう。

釣果

石田氏 ヒラマサ・・・7.2s,6.8s,ハガツオ1sを3本

私 ヒラマサ7.1s,4.0s,ネリゴ2.4s,ハガツオ1sを4本


2005年7月28日(木)

 夏休み期間に入ったが平日は通常勤務。それならと年休を取り,最近ヒラマサの声が聞こえ始めた幸漁丸に乗ってみた。

 が,しかし,予想以上に渋く船中4人でヒラマサ6.7〜2sが7本ほどしか釣れなかった。

 で,私はというと,2sのヒラゴいち1本と1kgほどのカツオを3本釣ったのみで,この日の釣行を終えた。残りの3名の型は,数sのヒラマサを仕留めているのに,結局釣らなかったのは自分だけで,ちょっとがっかり。

 次があるさ!


2005年5月4日(水) やっぱり私は・・・

 ゴールデンウィークも終盤に来てやっと休みが取れた。天気予報を聞き風向きと潮の向きを考えていつもよりやや早めに港に着く,誰もまだ来ていないのでとりあえずこっちが潮下だろうという所にタックルを置き出船をまつ。

 5時前に全員が集合し出船。およそ2時間で目的地七里ヶ曽根に到着一流し目いきなり電動でしゃくっていた方にヒット。5.6s程のグッドサイズをゲット。続いて私の右二つ隣の方にヒットこれまた4sオーバーのグッドサイズネリ。

 ふとあることに気がつく,「あれ?潮の流が反対だ」と思いつつ「ま,そのうち流れも変わるさ」とのんきに釣りを続けると私の後ろでもヒットが・・・これまた5sオーバーのグッドサイズ,続けてその隣の方も同型をゲット。

 ちょっと食いが止まったので,船のトモにたって用を足しふと横を見ると自分が釣っていた側の一番トモ側の人にヒット!「さすがに一番潮下側は当たるなぁ」なんて言ってると,結構ドラグからラインが出ている。

 しかし,何とか上がってきたのは9kgほどのグッドサイズであった。それをみて船長さんに「そろそろ潮かわりますかねぇ」と訪ねると「まだまだかわらんよぉ」との返事。たまらず,さっき自分が用を足していたトモから竿を出し,トイレンジャーと化すも時既に遅く,その後当たりはぴたりと止まってしまった。

 お昼で七里を諦め,壱岐へ向かうが,思わしくなく,二神へ。そろそろ潮も変わって自分の方が・・・と期待して釣りはじめるが,まだ変わっていない。さすがにもうトイレンジャーは辞めとくとしてちょっと反対側に浮気をしてうーん釣れんなぁなんて元の位置に戻ってくるとまたしても二つ隣の方に,ヒット。4s程のヒラマサである。

 やっぱ,ひたすらに,がむしゃらにシャクらにゃァいかんなぁと悟った私は,ひたすらにしゃくる事20分くらいかな?待望のヒットが!この日おろしたてのMCワークス574エボリューションが弧を描く。ドラグは出ないがなかなかの引きである。上がってきたのはおよそ5sのヒラマサであった。

 その後も少しがんばったがトモで釣っていた方がヒラマサ4s程を1本追加したのみで間もなく納竿となった。で,肝心の潮だか,結局一度も変わることなく一日が終わってしまい,完全な潮の読み間違えであった。次からは,もう少し良く考えようと思う。


9回裏のヒラマサ5s(YAIBA170g)


2005年4月30日(土) もしかして最高記録?

 せっかくのゴールデンウィークだと言うのに,なかなか沖に出れない私のもとにkenjigテスターのジギンガーZ氏からメールが届いた。何々「今七里で15sオーバーのオオマサゲット」えー?や,やられたぁと言う感じです。

 しかし,さすがZさんですね,では,せっかくですのでそのレポートを紹介します。

今日は非常にラッキーでした。
昨日幸漁丸で21kgがあがったということと七里が好調とのことで何時になく期待大での出港でした。
凪の中、七里に着き,はりきってしゃくるがなかなか当たりが来ない。
そうこうしているうちにネリゴが2本あがった。しかし、好調のはずがヒラスのあたりが来ない。
1本釣った為か、友人は眠さに勝てずダウン、すぐに潮下の友人の場所をゆずってもらいジグを遠投した。
5,6回の高速巻のあと1ピッチに替え5しゃくり目ぐらいだったろうか!強烈な当たりをとらえた、いっきに走られdragを締めても締めてもそれ以上の
圧倒的なパワーで突っ込むので左手でスプールをわしづかみにして走りを止めた。

565HSが極限まで曲がり船長の「竿が折れるー」との声が聞こえた。
そのあとしばらく耐えるだけでまったく巻けなかったが少しずつ巻いては走られ巻いては走られを繰り返しながら、ばれないでくれと祈りながらやっとあげることが出来た。

護衛してくれた船長さんや、ジグを回収してくれた皆さんに感謝したい。ありがとうございました。

それからヒラスが数本あがり南風が強くなりだしたので壱岐のいつものポイントでYAIBAをセットして6キロのヒラスを追加することが出来た。
家に帰って計量秤で測定するとちょうど18、0kgであった。ほんとにラッキーな一日でした。

んー,ほんとよかったですね。これを聞いたその日の晩に一栄丸に予約の電話をする私の姿があったのは言うまでもありませんね。


2005年3月30日(水)

 春休みとは名ばかりで,年度末の様々な仕事で普段よりも忙しい。しかし,そこを何とか都合つけ年休をいただきオオマサを求めて行ってみた。

 出船してみると前日は出られなかったという波がまだ残っていて波が高い。そんな波を押しのけて北に進むこと小1時間。的山大島の西で釣りをスタート・・・釣れない。

 場所を少し移動,生月の西で釣りを再会,何回か流した頃下げの潮が動き出したのか,同じ右舷側後ろで釣っていた某店長さんに何かヒット。結構いいサイズのようで,でその頃自分のジグは大遠投してたので遥かかなたを漂っている。

 引き続いて,その隣で釣っていたMさんのYAIBA170gにも何かヒット。こちらは少しドラグからラインが出ている。間もなく店長さんが5s程のをゲット。続けてMさん8sオーバーのグッドサイズをゲット。(良く釣れるじぐだなぁ)

 さぁ,次こそと思い,オオマサに備えてMCワークスの536を握り,セブン190gを投入。着底して4シャクリほどでヒット。結構な手ごたえがあるが,536では結構軽々と浮いてくる。やがて顔を見せたのは,およそ半年振りのヒラマサ4.3sであった。

 その後も店長さん,Mさんとヒットしたもののあたりが遠のき,やむなく場所移動。コシキの北へ移動。船長さんが「アソコはヤズが入れ食いするよ」と前もって言ってただけのことはあり。確かにヤズ,ネリゴが湧いていた。

右クリックして,対象を保存すると快適に見れますよ。
動画っす

 ここでお土産のヤズ1.5〜1.8sを数本ゲットして納竿とした。 数も釣れ,大きくは無かったけど久しぶりのヒラマサも釣れてまぁまぁ良い釣行であった。 

 


2005年3月30日(水)

 春休みとは名ばかりで,年度末の様々な仕事で普段よりも忙しい。しかし,そこを何とか都合つけ年休をいただきオオマサを求めて行ってみた。

 出船してみると前日は出られなかったという波がまだ残っていて波が高い。そんな波を押しのけて北に進むこと小1時間。的山大島の西で釣りをスタート・・・釣れない。

 場所を少し移動,生月の西で釣りを再会,何回か流した頃下げの潮が動き出したのか,同じ右舷側後ろで釣っていた某店長さんに何かヒット。結構いいサイズのようで,でその頃自分のジグは大遠投してたので遥かかなたを漂っている。

 引き続いて,その隣で釣っていたMさんのYAIBA170gにも何かヒット。こちらは少しドラグからラインが出ている。間もなく店長さんが5s程のをゲット。続けてMさん8sオーバーのグッドサイズをゲット。(良く釣れるじぐだなぁ)

 さぁ,次こそと思い,オオマサに備えてMCワークスの536を握り,セブン190gを投入。着底して4シャクリほどでヒット。結構な手ごたえがあるが,536では結構軽々と浮いてくる。やがて顔を見せたのは,およそ半年振りのヒラマサ4.3sであった。

 その後も店長さん,Mさんとヒットしたもののあたりが遠のき,やむなく場所移動。コシキの北へ移動。船長さんが「アソコはヤズが入れ食いするよ」と前もって言ってただけのことはあり。確かにヤズ,ネリゴが湧いていた。

右クリックして,対象を保存すると快適に見れますよ。
動画っす

 ここでお土産のヤズ1.5〜1.8sを数本ゲットして納竿とした。 数も釣れ,大きくは無かったけど久しぶりのヒラマサも釣れてまぁまぁ良い釣行であった。 


2004年12月30日(木) 今年最後の・・・

 前回まででボーズ3れんちゃんというメンタル的に追い込まれた状況で一栄丸にのりこんだ。26・28・30と一日おきに3回の釣行である。

 何とか正月の魚を釣りたいと思い,数うちゃ当たるくらいの気持ちで計画をしたのがいけなかった。

 この日も結構波が高かったので,近海を中心に回ったのだが,朝から2日前にナリ氏がロッドを追ったポイントの近くで待望のヒットがあった。

 このときヒットしたさかなは,思った以上に大きくて予想以上に引いた。ドラグは10kgくらいに絞ってあるので,ドラグこそほとんどでないが,ロッドはバットから曲がっている。

いつもなら,ロッドを立て気味にかなり強引に引っ張るのだが実は,自分の愛竿,WGJ-S58Mのパット部には結構大きなクラックが入っている。

たぶん表面のコーティングだけだとは思っているのだが,2日前にナリ氏のロッドがきれいに折れるのをマジマジと見てしまったので,ついついその光景が頭をよぎる。

 弱気になって竿をやや寝かせた瞬間,ふっと魚の反応が消えた。上がってきたのは根ズレて切れたリーダー・・・

 ドラグは出してなかったのだが,結構遠投してすぐにヒットし,ほとんどラインを巻く間も無く下に突っ込まれたので根に届いたのだろう。それにしても残ったリーダーの長さからして,ジグから1メートル以内位のところで切れている。あとハンドルを2〜3回巻いていれば・・・

 強気になれなかった自分がくやしい。

さて,悔しがってばかりではどうにもならないので更にがんばってしゃくったが,この日も結局渋い状況は変わらず,結局自分はボーズであり,船中も2本とういう貧果であった。

 船長さんは最後まで一生懸命船を回してくださっていたので,食いが渋い魚を食わせきれない自分は,まだまだ未熟なんだろうなぁと反省するばかりであった。

 次に魚をかけたらできるだけすばやくラインを回収する事に努めたい。

 で,後日このロッドで鉄アレイ10sを持ち上げてみたらちゃんと持ち上がった。今のところ亀裂は表面だけのようである。


2004年12月28日(火) 16回目で・・・・

 正月の魚をゲットして生け簀で生かしとこう計画として知った面々4人で出船したが,急な冷え込みによる水温低下のせいか?かなり食いが渋い。

 一日中,あの手この手でがんばったが,結局ポーズで終わってしまった。この日は,友人D氏がヒラス1本と4kgオーバーのメダイを1本,ジギンガーZ氏ガヒラスを1本つったのみであった。

 そうそう,終了間際に,前回同船したナリ氏に結構な大物がヒットした・・・が,あろうことかロッドがグリップのつなぎから折れ,そのショックでアシストが切れてバレてしまった。その様子を一部始終隣で見ていたが,ロッドって・・・

 それにしても,前回まで一栄丸では,15回連続ボーズを免れていたのだが,16回目にして遂に潰えてしまった。(T_T)

 


2004年10月16日(土) 時化釣行!でも釣れた

 前回一栄丸でジギングをしてから約一月半。私の禁断症状もピークに達したこの日の波高予報は2mのち3m。普通なら釣行を中止してもおかしくない状況であるが,近場でも良いからということで出船する事になった。

 乗り合わせたのは,長崎から来られた4人組(パパさん,寸たらヒロさん,他)と釣行直前に私が知り合ったビギナーのKさんの計6人。朝の6時出船で港を出てみる。北北東の風は強いがまだ波はそこまで大きくない。

 一気に壱岐方面へ走る午前7時ごろ釣りをスタートする。1投目のシャクリで自分に何かヒットするがすぐにフックアウト。どうもヤズっぽいなぁなんて思っていると次の流しで背後で釣っていたビギナーKさんと同じ列で釣っていたパパさんにヒット。あがってきたのは1s弱のヤズ。

 次こそは,なんて思ってみたがヒットが無く,少しポイント移動。しかし,そこではヒットが無く,再び朝一のポイントに移動。すると,ポツポツとヤズがヒットするが自分の釣り座が一番しお上側だからかなかなかヒットさせきれない。ふと見るとまた背後でビギナーKさんが竿を曲げている。しかし,ちょとヤズとは違う引きの様子。それを尻目に自分も気合を入れてしゃくっていると,何かがヒット!と思ったら即フックアウト。Kさんは3sほどのヒラマサをゲット。

 後で思ったのだが,この日のヤズはかなり小さくて,しかし,自分が使っていたフックはヨーヅリのライブベイトフック11/0というかなり多きいものであったのでうまく口に入ってなかったのだと思う。そうこうしているうちにも潮下側ではポツポツとヤズがヒットする。たまにヒレナガのネリゴも混じりマズマズの状況。

 しかし,自分だけノーフィッシュ状態が続く,そもそもこの日の潮は午前中の早い段階で上げ潮に変わると思っていたのだがなかなか変わらない。そして何回目だったろうか。船の動きが少し変わった。と思うが早いか私のYAIBAに何かがヒット。同時に少しドラグからラインが出る。PE5号なので少しゆるめにドラグを設定していたとはいえヤズでは出ないのですぐに5sオーバーとわかる。

 この日の初物なのでじっくり慎重にあげて船長さんのタモに見事収まったのは6kgのヒラマサであった。その後潮も少し自分よりに変わり,船長さんもそれに合わせて上手に船を合わせてくださり,2本目がヒット。こちらは,先ほどよりも少し勢い良くラインが出る。8sサイズかなぁなんて期待しつつ少々ドラグを閉めて浮かせにかかると案外簡単に浮いてくる。あれれサイズダウンかぁなんて言いつつもあげてみると6.5sのまずまずサイズ。

 潮的に今からかなぁなんて思っていたが,食いが止まり波も出始めた。その後二神まで戻り,ヤズを少し追加した時点で波も3mくらいになってきたので,12時ごろの沖上がりとした。

<釣果>

船中(6人):ヒラマサ,6.5〜2s−4本程  ヤズ,1kg前後十数本, ネリゴ,1s程2本

私:ヒラマサ,6.5s,6s,ヤズ1s弱 計3本

 時化予定の半日釣りにしては,大満足な釣果であった。

 
6sと6.5sのヒラマサヒットジグはYAIBA170gカラーはオールシルバー


釣行日:2004年9月4日(土) 楽しい釣行!?

 夏休み期間中にもう一度くらいジギングに行こう!と考えていたが結局次々と来る台風に阻まれて行けないまま9月を迎えた。私のジギングに行きたい病もピークに達していたこの日,久しぶりに一栄丸に単身乗り込んだ。

 乗り合わせたのは,船長さんの息子さんを含めて6名。いずれも良く知った面々ばかりである。朝6時過ぎに出船し,まず向かったのは的山大島の南東通称「たこ曽根」ここでは,私と佐世保のkさんにそれぞれヤズとコマサがヒットしたが後が続かずそのまま壱岐沖を目指す。

 壱岐沖ではポツリポツリとあたりがあり,10本ほど釣った。14時ほどまで粘ってあたりがとまった所で小二神の北に移動し2本ほど追加した所で終了。それぞれ,それなりに釣れてのんびりと楽しい釣行であった。

 <釣果>
 船中;ヒラマサ6〜2kg-12本ほど,ブリ2.5s2本,カンパチ4.5sくらい1本
     ヤガラ1本,ウマズラハギ3枚

 私 ;ヒラマサ4.5s-1本,ブリ2.5s2本

 その他,バラシが全員で10回ほどあった。一つ悔しかったのは,3〜5kgほどのヒラマサと思われる魚をkenjig6でヒットさせたのだが,最初の突っ込みでラインがプッツり切れてしまった。使っていたのはJIGMANの6号でそう簡単に切れるはずがないものなので,はぁ?なんて思っていると,切れたラインの一番先が綺麗に結ばっていた。


↑憎き結び目・・・

 遠投などを行った際に絡まって結び目となっていたのだろう,とても残念であった。次からはこまめにチェックするようにしたい。


2004年8月4日(水)

 ↓夏休みとはいえ,色々と仕事がある。しかし,年休(有給休暇)を取れるのもこの時期くらいである。のれるうちにのっとこうって感じでまたもやのることにした。

 天気予報では,波高1mの予報。で,沖に出てみると・・・やはりベタ凪,風もほとんど無い。朝一で五島の手前から攻め始め津和崎瀬戸を通って宇久島の北西を経由し,高麗曽根まで転々と探っていった。

 その間船中5人+船長さんで数本といった所だろうか。お昼を過ぎて白瀬につくと何だか良い反応が・・・すぐにパタパタとヒラゴが当たりだし,そうこうするうちに何かのナブラが湧き出した。すかさず皆でキャストを始めるとすぐにヒットが,

 案外良く引くが何だかブルブルしている。あがってきたのは5〜3s程のカツオ。上はカツオ下にはヒラゴという状況がしばらく続きみなそれぞれにお土産をゲットした所で時間切れ起き上がりであった。

 まずまずの型も出たし,数もソコソコ出たので暑かったけど結構楽しめた一日であった。

<釣果>
船中・・・ヒラマサ7.3〜1.3s十数本くらい。カンパチ2s-1本,カツオ5〜1s4本,ハガツオ2.5s-1本

私・・・ヒラマサ7.3〜1.3s-5本,カツオ3.6〜1s2本


ヒラマサ7.3sヒットルアーは
ken jig 6


釣行日:2004年6月15日(火) kenjig6初釣果!は良いのだか・・・?

 ヒラマサの産卵による食い渋り時期のためおよそ1ヶ月あまりのシーズンオフを余儀なくされるこの時期であるが,ある日突然爆釣が始まるのもこの時期である。まさに「虎穴に入らずんば虎児を得ず」状態で,ボーズ覚悟で出船してみない事には爆釣に巡り合う事はできないのである。

 思い起こせば,およそ一年前もそうで,ボーズ覚悟で何気なく出船してみると21本打ち止めの爆釣となったのであった。今回もそんな爆釣をねらっての釣行となった。


無風かつ鏡のような海の状態。暑かった。

 当日は,前回の釣行↓に続き全くの無風状態で雲ひとつ無いような良い天気?であった。5時前に出船し,釣り始めたのが7時半くらい,それから1時間くらいの間は,昨年と同じようなペースで一流しごとに誰かがヒットするという爆釣ペースであった。

 釣りはじめて一時間後の時点で,私と別の方(Tさん)が4本ずつ,更にまた別の方が3本そしてもう1人の方が0本といったところで,乗船4人で11本ゲットしていた。

ところが,8時半を回った頃からあたりが少し遠のき始め,それでも何故かTさんだけはポツ,ポツとヒットがあり,2本ほど追加,しかもだんだんサイズアップしている。
で,そのとき私は・・・一回はジグを遠投していてフォール中,一回はジグを根掛けていて,回収中であった。

そして,さらにがんばっていると,またもTさんにヒット。しかも結構良さそう・・・そのときだけは私のジグは,まだ水中にあったので,すかさずフォール。すると船長さんから「松尾さんチャンスです」と,で,気合入れてしゃくってると案の定ヒット!しかも,けっこう良いサイズ。内心「やったぁ」なんて思ってるとおよそ10秒後にフックアウト・・・・
Tさんは,8.4sのグッドサイズヒラマサをゲット・・・・

その後完全に,潮が止まったので,とりあえず場所移動するもヒットが得られず再び朝のポイントへ移動。下げ潮が効き始めるまでひたすらしゃくるがヒットなし。そろそろ納竿時間も近づいた2時半ごろ,またしてもTさんヒット。で,私は,またしても根がかり中・・・・

急いでラインをブッちぎって別のタックルでがんばったが結局ヒットが無いまま納竿となった。何しろこの日だけでジグを5個も奉納してしまい,竿頭もビッグワンも取れず,そこそこ釣れたことは釣れたけど,何だかしっくりこない釣行となった(贅沢かな?)。

よかったことと言うと,4本釣ったうちの3本と,バラしたまずまずサイズをkenjig6でヒットさせたことだろうか?今回は,水深がそこそこあったり,浅いポイントは根が荒かったりで遠投斜め引きが使えなかったのと,爆釣ベースの時は少しでもフォールが早いのが良いのとで,結構kenjig6が活躍した。

ただ,YAIBAよりもしゃくるのに少し気合がいるので,ちょっといつもより筋肉痛がひどかったようである。

そうそう,今回の竿頭Tさんは,かなりののマッチョマンで,重くて抵抗も大きそうなジグを平気そうにしゃくっていた。んーどうも縦のポイントとマッチョマンには叶わない今日この頃である。次回の釣行のために体を鍛えねば!

<釣果>
私:ブリ3.7s1本,ヒラス3.4s〜1.7s−3本,ハタ0.8s1匹

船中青物8.4〜1.7計15本

  


釣行日:2004年5月8日(土) 船中2本中2本やっぱりYAIBA?

 前回の一栄丸釣行の後,オオマサシーズンということもあり,関勝丸,幸漁丸と早福の船に2回のるも2連続ボーズを食ってしまい気持ちも沈みがちであった。幸漁丸船長によると「春のオオマサシーズンは終わった」とのこと。

 確かに,ここ1週間くらい釣果が聞こえてこない。例年この時期は産卵が始まるとパタリとヒラマサの食いがなくなる。そういう時期とは知っていてもついついのってしまうのが釣り人の悲しい性である。

 この釣行の3日前の5日は,型こそ出なかったものの数はそこそこ上がったとの事で久しぶりに魚がヒットする感覚を味わいたくて一栄丸に予約を入れた。同船したのは,約20ヶ月ぶりのジギングに挑む釣友D氏。最近知り合った佐世保のO氏その他3名の6人。

 5時半に出船し,壱岐沖で小1時間…釣果なし。それから七里ヶ曽根に異動あっちこっち点々とするがアラカブが釣れたのみ。午後に入り七里ヶ曽根の南端まで下ってきた時,D氏に待望の青物ヒット。3キロほどの本命ヒラマサをゲット。

 時合いか?と一生懸命しゃくるが,O氏がイサキ,タコ(初めて見ました)をGetのみで後が続かない。沖上がりタイムも近づき,最後の望みを二神島に託すべく異動。しかし,そこは全くの無風地帯。若干の霧との相乗効果で「ここは摩周湖?」てな感じでなんだか釣れる気配が感じられない。

 あるジンクスと過去の経験が悪夢のように脳裏に浮かぶ「べた凪は釣れない!」そんなことは無いはずだ!と遠投を繰り返すが,ヒットしない。やがて船は島の南ポイントへ。時間的にラストが近い。私は,このままではいかんと思い,なりふり構わずYAIBA片手にミヨシに立ち,島に向かって力一杯遠投!そしてゆっくりとシャクリを入れる。

 約20メートル程巻いたところで待望のヒットがあった。最初はあまり引かなかったが,近づくにつれ強い引きを見せたものの船長さんの差し出すタモに収まったのは,案外体高もあり身が詰まったオスのヒラマサ3.7sであった。

 その後約30分程がんばってみたが,結局ヒットを得られないまま沖上がりとなった。結果的には,D氏が釣ったアラカブとヒラマサ,私が釣ったヒラマサいずれもYAIBA170gであったので,渋いヒラマサには一栄丸とYAIBAと思えた。

 それにしても,今回は船長さんの爪もずいぶん短くなったことでしょう。でも,おかげ様で12回連続ヒラマサGetとなりました。ありがとうございました。

釣果:船中-ヒラマサ3.7s〜2.8kg-2本,アラカブ2sくらい2本,イサキ,タコ


釣行日:2004年3月20日(日) やっと行けた初釣り!斜め引きは両刃のYAIBA?

 前回私が釣りをしたのはこの下にある記事のとおり12月29日であった。以来忙しいやらなにらでおよそ3ヶ月も釣りに行く事ができなかった。仕事もひと段落した?ので心のケアも兼ねて一栄丸で初釣りをすることとした。

 この日の前日はキラージグで有名な吉良氏が乗船し,一人で10本釣って11時には沖あがりをしたとのことで少し期待しての出船であった。

 さて,一番最初に付いたのは生月島の西の瀬,最近調子が良いのか漁船などがチラホラ目に付く。なんか釣れそうな気持ちを胸に今年初めての釣りを開始した。が,一時間ほどは何もヒットしない。あげくの果てに自分は遠投した直後にそのラインの上を走られ,およそ40mのところからラインごときられてしまった。

 「今年の初物は漁船かよぉ」何て気落ちしながらリーダーを結びなおしてがんばっては見るが全く反応が無く,そのポイントを後にした。次に向かったのは生月島の北西にある漁礁で90mくらいの水深がある。そこで釣りを始めて間もなく自分の隣の方に当たりがあった。

 それを横目に自分も気合を入れてシャクリを入れると何かがヒットしたが,フッキングしない。それからさらに2回ほど落とした後に何かがヒット。と,同時に「ジャァー」っと数メートルラインが出された。「あれ,閉めてなかったかなぁ」なんて思いながらさらにドラグを閉める。

 既に滑り出していることもあり,なかなかドラグは止まらないが,2回転ほど閉めたところで止まったのでリフトアップに入る。しかし,数メートル巻くとまた同じくらい出されといった感じでなかなか浮いてこない。4回ほどそれを繰り返した後の引きで惜しくもフックが外れてしまった。

 あららと思いつつ,ドラグテンションを確かめるべくラインを引っ張ってみるとかなり硬く閉まっていたので「あいたたた,オオマサだった・・・」などと悔やんでしまった。それからというもの何だか自分のペースがつかめず,さらに隣の方が調子よく釣られるのでさらにペースを崩し,昼くらいまでは一本しか釣れていない状況でもがいていた。

 その後,場所を二神島へ移してやや,浅めかつ慣れたのポイントでもあったので徐々にいつものYAIBA遠投斜め引きが炸裂しはじめ3本追加することができた。そんなこんなでずいぶん調子が出てきたところであったが,間もなく潮止まりを向かえての沖上がりとなった。

 今回の釣果は,船中7人でヒラマサ7kg〜2kgを15本,ブリ4kg1本。私はヒラマサ3kg〜2kgを4本,で竿頭も大物賞もとることができなかった。しかし,おかげ様で今回もボーズを逃れそこそこにお土産もできたことだし。マズマズのスタートを切ることができたのではないだろうか。

 そうそう,今回勉強したのは,あまり深いポイントでの遠投斜め引きはよろしくないかも。ということである。今回は,遠投すべくジグを回収している時や遠投後の長いフォーリング中にかなり隣の方にヒットがあり,ついつい気持ちが焦ってしまった。そもそもあまり深いと斜めに引けないことは良くわかってたはずなのだが,前回までの調子よさについついワンパターンな攻めをしてしまったようだ。

 あと,斜め引きの時は周囲の船の動きも良く見るべきである。遠投斜め引きは,両刃の刃ってかんじですかね。

YAIBA130でゲット! 船中釣果 今年の初魚


釣行日:2003年12月29日(月) オオシケの中2本ゲット!

 いよいよ年の瀬という29日,今年の釣り納めジギングを一栄丸ですることとした。

 同船者は私,兄,兄の友人M氏,私の知人N氏,船長さんの息子さんの5人と船長さんである。

 朝6時に港を出発,同時に私は船室で睡眠に入る。1時間ほどで最初のポイント壱岐沖に到着。と同時に何だか凄く船が揺れている。来る時は気付かなかったが南から強い風と波が立っているのである。

 3m近い波の中,立っているのもやっとという状況で釣りを始めた。同時にM氏にヒットがあり。間もなく5sオーバーのヒラマサがキャッチされた。それから10分後くらいにN氏にヒット。6.3sのグッドサイズのヒラマサをキャッチ。

 それから約5分後私の横で釣ってた兄がダウン。残りの4人は何とか釣りをしているがかなり釣りづらい状況なので30分くらいでそのポイントをあきらめ二神へと向かった。約20分ほどでポイント到着。8時40分過ぎに第2ラウンド開始!

 2〜3流し目の最後に私のYAIBAにヒット!最初2〜3回糸が出されるのでソコソコのサイズと確信し慎重にリフトアップすると途中からは案外すんなり上がってきて,6.5sのヒラマサゲット。この時点で時計は8時50分。それから約40分後,私のYAIBAにヒット。3kg程のヒラマサをゲットしたが後が続かず,時化もひどくなる一方であったため的山大島の北東まで避難する事となった。

 10時頃からお昼くらいまで島影を2時間ほど探ってくださったのだが,息子さんにサワラと4kg程のヒラメ(うまそう)が釣れたのみで早めの沖あがりとなった。

<釣果>

船中:ヒラマサ6.5s〜3kg 4本 , ヒラメ4kg 1本 , サワラ1本

私:ヒラマサ6.5s〜3kg 2本

 6.5sといったら私の過去の数少ない大物で5本の指に入るサイズなので,あの時化を考えるとまずまずがんばったのではないだろうかとおもう。船長さんは「今日はさすがに松尾さんボースかと心配しよった」とおっしゃっていたが,船長さんとYAIBAの組み合わせはそう簡単にボーズにはならないようで,実際,私自身はちっともボーズなんて思わなかった。

 しかし,おかげ様で今年も一栄丸でボーズは一度も無かったし後半5回は一応竿頭でもあった。これも船長さんとYAIBAのおかげだと思う。来年もこの調子で楽しいジギングを心がけたいと思う。

 


釣行日:2003年11月23日(日) 辛うじてボーズ脱出!YAIBAのおかげ?

 年末も近づき,仕事の忙しさも本格的になってきた。この日も連休明けに控えている期末試験を作っていた。しかし,3連休なのに一日も釣りに行かないなんて・・・と激しい葛藤が!

「とりあえず船長さんに電話してみよう」って感じで連絡を取ってみると明日空いてるとのことそれからやなむこと5時間,「やっぱり行こう」と思い立ったのは夜中の1時前。急いで準備をして3時間ほど睡眠をとって港を目指した。

 ここんとこ一栄丸に乗ってボーズってことは無かったのでこの日も船にさえのれば何か釣れるだろうと軽い気持ちで乗船した。メンバーは,佐世保からの2人組み?と久留米から4人組み?の計7人。私は乗船と同時に船室にもぐりこみ眠りについた。1時間ちょっとくらいしてぽいと到着。壱岐の西沖のポイントからスタートである。

 最近は朝一の魚の活性は低い傾向にあるので,のんびりとシャクリはじめたが案の定反応が無い。4回ほど流したところでロッドを置いて船の後ろで用を足そうとしているとその横(一番左後ろ)で釣っていた方に何かがヒット!私が用を足し終わる頃には魚も浮いてきて2s弱のヤズ(ハマチ)がキャッチされた。

 私もチャックを閉めて急いでジグを落としたが時既に遅く何もヒットしなかった。それからというもの7人で一生懸命しゃくるのだがヒットする物といったら。ペンペンのシイラくらいでぱったりである。昼を前に壱岐をあきらめ,二神まで戻ってきた。

 そこでの2流し目くらいであっただろうか?例によってYAIBA170gを遠投斜め引きしている私に何かがヒット!同時にドラグからラインが少し引き出される。感覚的にどうやら5kgは超えているヒラマサっぽかったのだが,2回目のラインが出されときフックが外れて惜しくもバラしてしまった。

 それから後がまた何もヒットしない。魚探には反応があるのだが食ってこないらしい。前日くらいから急に寒くなったのが影響しているのか,ヒットしてくる物といったらエソとかサワラくらいである。やがて船はさらに南下し,的山大島の東の海域まで達した。通称「タコゾネ」についたのは午後の3時前。ここまで来るとだんだん諦めムードも高まってくる。

 私も、潮下側にいたこともあってかなり釣れなささそうな気で満たされていた。それから一時間ほどタコゾネを丹念に流してくださるのだが誰もヒットしない。通常だともう港に帰っていてもおかしくない時間である。しかし,船長さんも何とか釣らせたいと言う感じで頑張ってくださる以上は私達もそれに答えないとと思い,睡眠不足で疲れた体にムチ打ってYAIBA170gを力いっぱい遠投してはシャクってを繰り返した。

 そして午後4時を過ぎた頃だっただろうか,ついに私のYAIBAに何かがヒットした。そんなに大物ではないが青物には違いない引きが伝わってくる。間もなく浮いてきたのは2kg程のヒラマサであった。それから10分ほど頑張ったがそれがこの日最後の1本となった。

 前回の10kgもかなり嬉しかったけど,この2kgも負けないくらい嬉しい1匹であった。今回も最後の最後まで根気強く操船してくださった船長さんに感謝感謝の釣行であった!

 あと,YAIBA170。も隣の方とほとんど同じようなシャクリを続けていたにもかかわらず魚がこいつを選んだのだからこのジグも本物に違いないと確信した。


釣行日:2003年10月25日(土) 渋いの中のビッグワン&竿頭

 10月も終わりが近づき,日々の忙しさも本格的になってきた。実際↓前回の一栄丸釣行以来6週間も釣りをしていないという危機的状況に陥っていた。「このままでは釣りをしないまま今年が終わってしまう」と悟った私は,連日の睡眠不足と風邪気味の体にムチを打って釣行する事にした。

 とは言っても,夏以来平戸海域では渋い状況が続いている。しかし,丸屋船長さんならきっと何かを釣らせてくれるはず。と信じて船に乗り込んだ。同船者は久留米からの6人組と私の計7名。乗船と共に船室で寝てしまった私は船がどこに向かったかわからなかったが,目が覚めると壱岐の西沖で最初の探りを入れる様子であった。

 釣りを開始して最初の1時間ほどはヒットが無かったが船首左舷で釣っていた方に何やら初めてのヒットがあり間もなく2s強のカンパチがキャッチされた。がしかしその時点で潮が泊まり,アタリも止まってしまった。

 そして少し場所を移動して2〜3回流す頃に逆の潮が流れ始めた。私は新しく開発したkenjig5(仮名)で何か釣りたくて,ベイトタックルとそのジグで頑張っていたが拉致があかないようなので,前回まで絶好調であった,YAIBA170gのミニドットホログラムの遠投斜め引きを始めた。

 すると数投目で「ズン」と何かがヒットしたがフッキングしない。もうふたシャクリくらいするとまたヒットしてきて今度はきっちりとフッキングした。すぐにポンピングを始めると,最初の20mくらいは難なく浮いてくる。3sくらいのヒラマサかなぁなんて思っているといきなり走り出し,4sくらいにセットしてあったドラグから10mくらいラインを出していく,とまったところでまた巻くとまた出される。

 ドラクを閉めようかとも思ったが,朝一なので慎重にやろうと思い,出したり巻いたりを繰り返しながら5分くらいかけてゆっくりと浮かせてくると,案外良いサイズで,1mくらいの魚体が目に入る。船長さんもそれを落ち着いてタモ入れしてくれてランディング成功。ちょうど10kgのヒラマサであった。

 しかし,その後はまた,アタリが遠のき2時間ほどさまよった頃にパラパラと2〜3kgのヒラマサ,ブリ,カンパチがヒットし,私もカンパチを1匹追加したがその後3時間ほどアタリが遠のいた。一週間の疲れが体にのしかかりかなりきつかったが,何とか頑張ってジグをしゃくり続けているうちに船は的山大島の北東のポイントまで南下してきた。

 ここまで来ると船中にはあきらめムードが漂い始めるのだが,前回の釣行でこの海域で結構な釣果を上げている私は頑張ってYAIBAを投げまくっていた。すると,久々のヒット,結構元気な引きを見せたのは4.3sのまずまずのヒラマサ。

 しかし,また後が続かないまま納竿となった。

<釣果>

船中:ヒラマサ 10〜2s  5本,カンパチ  2s前後  2本,ブリ  3s  1本

私:ヒラマサ10s1本,4.3s1本,カンパチ2.5s1本計3本

 相変わらず渋い状況ではあったが,今まで大物には縁が無かった私だが,ジギング歴7年目にしてやっとのことで10kgを釣る事ができた。まずは一栄丸の丸屋船長さんに感謝!そして,ヒットルアーYAIBA及び釣りの神様に感謝の釣行であった。

最初の1匹 カンパチ ヒラマサ 家の玄関で クーラーに入らん!


釣行日:2003年9月14日(日) 渋いの中の竿頭(数的に)

 新学期も始まり何かと忙しい毎日を過ごしているが,やっとかっと作ったkenjig5の210gと180gの試し釣りもかねて3連休の初日,13日に予約を入れてみた。しかし,あいにく台風14号の影響で中止。すかさず14日に予約を取り直しての釣行となった。

 当日はまだ台風の影響か,少し強めの北西風が吹いていたが,釣りにはそこまで影響するレベルではなく,7人乗船で最初のポイントを目指した。まず,向かった先は二神島の北西にある瀬?で,あまり調子は良くなかったものの左後ろで釣ってたNさんが立て続けに2匹ゲット。私は,ヒットナシ。

 次に壱岐の近くの瀬に移動して,右前で釣ってた私のYAIBA170gに立て続けに2匹ヒット。続いて私が,3匹目をkenjig5の180gでヒットさせたが速攻でフックアウト。なんてやってるうちに私の後ろ(左前)の方に2匹ヒット。そして,右後ろの方に1匹ヒット!私のYAIBAにもほぼ同時にヒット。がしかし,タモをまっている間に,目の前でまたしてもフックアウト。

 それでそのポイントもヒットがなくなったので,小二神に移動。その横のカラトで私を含む右舷3人が仲良くヒラマサを1匹ずつヒット。って感じで少しずつ釣っては移動を繰り返し,午後4時前に的矢大島の東で納竿となった。

<釣果>

自分   ヒラマサ2.9kg〜1.7s−3匹,ブリ2.7kg−1匹,ウマズラ1匹,(バラシ2)

船中青物 4〜1s−14本 (その他:ウマズラ1匹,ヤガラ1匹)

 ボーズで終わる方もいるなど予想以上に渋以上今日であったが,何とかとかお土産を釣らせてくださる一栄丸船長さんには毎度頭が下がる思いでいっぱいである。是非次もよろしくお願いしたいと思う。

ヒットジグは全てYAIBA170g 


釣行日:2003年8月14日(木) 時化の中の竿頭

 何とか完成したkenjig5 250gプロトタイプをたずさえて,岡山から帰省中の兄と一栄丸に飛び乗った。ところが海はあいにくの時化模様。船長さんの判断で近場を中心に回ることなり,釣果も諦めかけていたが港から20分ほどの近場の瀬で朝から2kg程のヒラマサを兄がヒットさせた。

 俄然やる気を出して,kenjig5を一生懸命シャクルがヒットが無い,すかさず船長さんが「投げてから斜めに引かんね」とアドバイスをくれた。

 とりあえずkenjig5の試釣は一時中断しスピニングタックルにYAIBAの170gを付けて遠投する。2投程はあたりが無く3投目くらいした時船長さんの「あげて」の声で早巻きでジグを回収していると待望のヒット。確かに斜めに引いていたので「なるほど」と思いつつ慎重に寄せてくる。

 結構元気良い引きを見せつつも浮いてきたのは3.4sの本命ヒラマサであった。普段はただ通過していくポイントでこれだけのサイズがつれるとはビックリである。

 その後もすぐYAIBA170gで3kg程のブリを1本追加して案外いけるかな?何て思っているとぱたりと当りが止まってしまった。その後やや強い北東風とそれに伴う2〜2.5m程の波の中1時半ほどまで他のポイントを丹念にまわっていただいたが,他のアングラーに2回ヒットがあっただけでノーキャッチに終わった。

 最後に潮が再び下げ潮になる時間を見計らって朝一のポイントに向かった。数投ほどヒットが無かったのだが頑張って遠投を繰り返していると再びYAIBA170gにヒット。およそ3kgのブリを何とかキャッチできた。

 その後,私の隣で釣ってた方が4kg程のヒラマサをキャッチしたところでパタリと当りが泊まってしまったので,3時に沖上がりとした。

<釣果>

自分   ヒラマサ3.4kg−1匹,ブリ3kg程−2匹

兄    ヒラマサ2s−1匹

その他 ヒラマサ約4kg−1匹

計 船中5本 (その他:サワラ1匹,ヤガラ1匹)

 貧果ではあったが2.5mの時化の日としては,良い釣果であったのではないだろうか?それにしても前回の幸漁丸といいYAIBA170gは斜め引きでは抜群の仕事するかもしれないと思った。

時化の中船長さんお疲れ様でした。次もよろしくお願いしますね。

船中の釣果 虎の子の一匹と兄
釣れて良かった!


釣行日:2003年6月29日(日) 青物21匹大爆釣

 「釣は80%以上運だよ」と以前丸屋船長さんが言ってたがこの日はほんとそうだと思った。

 この日の前日は某所に夜釣りに行く予定にしていたが,荒天につき中止にした。しかし,翌日はまずまずの天気とのこと。ゴールデンウィーク以来あまりいい話がなかったジギングではあったが,夕方の天気予報を確認した後,船長さんに電話してみた。

 すると「まだ渋いよ,先週は青物は一匹も釣りきらんかったよ」とのことであった。日曜日は3人しか入ってないとのことだったので,2ヶ月間守り続けてきた沈黙を破る事にした。といっても何かと忙しい時期である。前日は11時ごろまで仕事をして,目覚ましをセットし床についた。

 翌日,目覚ましの音で目覚め歯を磨きながら何気なく時計を見ると,あることに気づいた。予定してた起床時間より1時間遅いのである。「しまった」と思いつつ急いで家を出る。前日に荷物はほとんど車に載せていたのですぐに家は出たものの出船時間はかなり近づいている。

 10分ほど行ったところで船長さんに電話をかけその旨を伝え港を目指す。ところがそれからがとても不思議であった。およそ40kmの道のりであるが幸の浦港までたったの一台の車にも追いつかず,また,信号にも引っかかることが無かった。おかげて出船時間から5分遅れ程度で港に着く事ができた。

 とは,言っても私以外の客は30分以上前から待っていたので急いで準備をして船に乗り込んだ。乗客は,腕の立つNさんとその友人,そして船長さんの息子さんそして私,船長さんである。私が一通りお詫びをした後,「今日はどこに行きましょうか」と船長さんが他の2名と話し始めた。

 最近ほとんど良い釣果が出ていないのでどこに行って良いのか決めかねている様子であった。すると「松尾さん,どこに行きたい」と私に話がふられた。私は,すかさず「この時期だと一昨年は,○○○が調子良かったですけどねぇ」と何気なく言ってみた。

 あとで気づいたのだが,この一昨年の梅雨時というのは全くの勘違いで,調子が良かったのは,実は3年前の秋の出来事であった。そんな事とはつゆ知らず。なぜか,私の意見が採用されたのか「じゃぁ○○○に言ってみますかぁ」と言う事で一路船を走らせた。私は,内心(ただでさえ遅れて迷惑かけたのに,これで何も釣れんかったらやばいなぁ)などと思っていた。

 これも後で聞いた話だが,この○○○のポイント。船長さんは,今年はまだ一度も行ってなくて状況はほとんどわからなくて,「いつか探りにいってみないといけないなぁ」と思ってたところだったらしい。つまり,釣れてるjから行ったのではなくて,私の無責任な一言と船長さんの「行ってみようか」という気持ちのなんとも妙なマッチングでその場所をめざしたのである。

 さて,そんなこんなで釣り場について見ると2〜3隻の船がいてなにやら漁をしている。魚探には何か知らないが結構いい反応が出ている様子。早速準備をして第1投を投じる。いつもだとPE6号に250gのシーホースを付けて落とすところだが,この日は人も少ないのでPE4号にシーホースの180gを付けて落とした。

 やがて着底しシャクリ初めて20m程だろうか,何かがヒットしたアワセを入れると結構強い引きが伝わってきたかと思った次の瞬間「プツ」っと高切れをしてしまった。ラインに傷でも入ってたのかもしれないなぁと思いつつ,スピニングタックルで釣りを再開する。と前で釣っていたN氏に何かがヒットした様子。まもなく,私にもヒット。上がってきたのは2キロほどのヒラマサであった。

 それがおよそ7時半ごろの出来事で,その後1時半過ぎにに沖上がりをしたのだが,何とその間ヒットしなかったのは一流しだけで,流すたびに誰かにヒットがあり続けるという大爆釣になった。

 船長さん以外の4人で釣り始め,途中で息子さんがダウン。Nさんの友人も2時間ほど休憩していたがジグを落とせば何かがヒットすると言う状況が終始続いたのである。それぞれの釣果はおよそ以下の通りで,

Nさん     ヒラマサ5.2sを頭に28匹,ブリ1匹,シイラ1匹,アラカブ1匹

私       ヒラマサ3.5sを頭に17匹,ブリ5sを頭に4匹

Nさんの友人 ヒラマサ15匹くらい

船長さん   ヒラマサ1匹

息子さん   ヒラマサ3匹

 ブリとヒラマサだけでも船中69本程釣れた。

 1時半過ぎに沖上がりだったのだが釣れなくなっての上がりではなく,もうこれ以上釣っても処理できないと判断しての沖上がりであった。

 私のヒットルアーはもちろん全てkenjigでおよそシーホースの180gで14匹YAIBAの170gで4匹YAIBAの200gで3匹ほどで,その他バラシ多数,根がかり2本,魚に持っていたれたのが3本であった。

 かなり思い付きが多い釣行ではあったが数では過去最高の釣果であり滅多に無い場面に遭遇できたのはホント運が良かったのだと思う。船長さん,と釣の神様に心からお礼を言いたい。

3人分の釣果 シーホースで14匹 

YAIBAで7匹 最大はブリ5kg


釣行日:2003年4月29日(火)

 一栄丸さんに乗りたいなぁって思いつつまたも4ヶ月間も乗ることができない日々を経てやっとの思いで乗船が実現した。

当日は若干曇っているが朝のうちは心地よく凪いでいたので一気に7里まで走り釣りを開始!魚探にはチョッといい反応が見られ朝からポツリポツリと当たりが出るものの3kg以下のヒラゴサイズばかりであった。

それでも8人で2〜4匹平均で釣るので船中20数匹はそのサイズが上がった。途中,左舷のミヨシで釣っていた,O氏にビッグサイズがヒットしたが痛恨のラインプレイクでバラしてしまった様子。

11時を過ぎた頃には寒冷前線の接近に伴う南風が急に強くなり波も高くなってきた。それでも船長さんのベテラン技で,スパンカー無しで船を上手に立てていただきがんばってしゃくっているとちょっといいサイズの魚がヒット。しかし,隣の方と絡んでしまいそれを解いているうちに惜しくもバレてしまった。

その時点でかなり波が高くなったので一時避難することにしたが,結局波が高くなりすぎて釣りを再開するどころではなくなり,いつもより早い起き上がりとなった。その後が大変で通常2時間ほどの道のりを3時間かけてようやくたどり着く事ができたが,あまりの揺れに船体,人体共にかなりの痛手をおってしまった。

それでも,今年初のヒラマサを釣る事ができ楽しい時間をすごす事ができた。次はもう少し穏やかな日を選んで釣行したいと思った。

<釣果>

私,ヒラマサ2〜3kgー3匹,全てシーホース180gのグリーン
兄,ヒラマサ1.5s〜2.5s4匹,その内シーホース180gで1匹,YAIBA200gで1匹

船中ヒラマサ24本ほど。


兄弟の全釣果

シーホース

シーホース

YAIBAにもヒット

記念写真?

お約束の2本持ち

    


釣行日:2002年12月30日(月)

 前回お世話になって以来およそ半年間なかなか乗れずにいた一栄丸にやっと乗ることができ,兄と二人の他4名の合計6名で出船した。

 当日は,1.5mの予報の割には北西風がやや強く結構波があったが,七里ヶ曽根まで行く事ができた。

 朝からポツポツとあたりだし,ヒラマサやヤズ(ブリ)の4kgを筆頭に船中で25匹の青物がキャッチされるまずまずの釣行であった。

 私は,終始自作のシーホースを使い,6匹をゲットし,同船していた兄もシーホースで2匹をゲットし船中釣果のおよそ3分の1をシーホースで釣り上げる事ができた。

 この釣行の前が6連続ボーズだったので本当に嬉しい釣行となった。船長さんと長崎の海に感謝したい。

  


2002年10月12日美喜丸

 この日も船中カツオ数本というとても渋い状況であった。

できたばかりのシーホース3サイズとも十分に試す事ができたのでそのインプレッションを以下に記したい。

◆33cm-240g◆

 どう見ても他に類を見ない程長いジグであるが,意外と動きはよい,テールはとても長いが細長く仕上げたおかげで抵抗が少ないからか想像以上にテールを振る。また,フォーリングスピードなら他の誰よりも負けないことはたしかだろう。この日はヤガラを1匹とその他に2匹をヒットさせた。2匹はリーフトアップ途中でバラしてしまったが,今後の好シーズンに向けて期待できそうである。

◆25cm−180g◆

 長さはおよそジャックナイフの300gと同じであるが180gというと長崎のジギングでは主力のサイズである。今後,メインに使う可能性があるので特に念入りに試してみた。まずフォーリングであるが,キラージグやツルジグなどと同程度の速さで沈んでくれた。この点だけでも「ken jig Long」と比較して評価できるであろう。その独特のスタイルから想像できるとおり,アクションは結構派手でただ巻きでは主にローリング,テンションを緩めると容易にジグを横に向ける事ができる。市販のものと比較したら十分長いこのジグに40cm程のスマガツオがヒット(スレ)した。

◆20cm−130g◆

 最近あまり使う事がなくなったウェイトクラスであるが,アイルメタルTBの200gやジャックナイフの230gとほぼ同じ長さである。重心はテールによっているので,PE5号で試したにもかかわらず,ガンガン沈んでくれた。今後スピニングタックルでの遠投横引きや早巻きなどのシーンでの活躍が期待できる。上の2つと比べて棒みたいなテールを切り落としているためもっとも派手なアクションを演出できる。えぐれたお腹部分が水を受け止め激しくテールを振る。ただまきでもブルブルとテールを振るのが伝わってくる。もちろんカーブを帯びたロングノーズを残しているためテンションを緩めた時のイレギュラー的なダートアクションも健在である。今回は残念ながらヒットを得る事ができなかったがコレなら今使ってる170gクラスのジグの代わりに使っても十分使い物になりそうである。


釣行日:2002年6月29日(土)

 当日は,2.5mの波と波浪注意報の予報。釣行を半分諦めつつ船長さんに電話してみると,船長さんも迷っている様子。「そんなに荒れんごたっとばってんねぇ」とのことである。

 結構迷った末,とりあえずといった感じで出船してみることとなった。ところが,出船してみると案外凪いでいて,1時間40分ほどかけてカツオゾネまでいくことができた。

 そこで私と別の方がヒラ子を1匹ずつ釣ったがあまり調子が良くなかったので漁礁などを攻めることにした。ポツポツとあたりがあるものの今一数,型ともに上がらない。

 そんなこんなで生月の西までポツポツと攻めてきたが結局型を見ないまま沖上がりとなった。

 出船すら半分諦めていたので釣れただけでも良しとしよう。

<釣果>

船中 ヒラマサ 3〜1s 13本 ブリ 4s 1本

私  ヒラマサ 2〜1s 4本

 


2002年5月26日(日)裕喜丸

26日に使ってみました。西風がとても強くて本命ポイントに行けませんでしたが,ネリゴ(カンパチの子)狙いで近場をまわりました。船中半数が青物の顔を見れないほど食いが渋かったのですが,ken jig longで2匹ヒットさせ1匹ゲットしました。(1匹はヒット後すぐフックアウトです)

使ってみた感想ですが,やはり最初の10メートルほどテンションをかけてまっすぐ落としてあげないと,ふらふらと横を向きながら落ちていくため早く落としたいときにはコツがいるようです。

逆に考えるとフォーリングで食わせたい時には結構役立つのではないでしょうか。アクションですが,自分で言うのもなんですが結構派手に動いてくれていました。やはりセンターウェイトの薄っぺらな3角断面構造なのでテションを緩めたときのヒラうちは見事でした。

また,ジグの背中とおなかで抵抗が大きく違うのでジャカジャカ巻きでも結構ウォブリングを起こしていました。(ネリゴはジャカジャカ巻きでヒットしました。)

今回は数本持っていきましたが,耐久力テストも兼ねて2本のジグのみを1日中シャクッてみました。アシストフック周辺部への傷やエッジ部の塗装の剥がれはりましたが,心配していたジグそのものの曲がりは起こりませんでした。

今回は,ネリゴという比較的小さいターゲット相手だったのでken jig longの本領が十分引き出せたかどうかはわかりませんが,釣れないジグでないことだけははっきりしたかと思います。


釣行日:2002年4月29日(月)

 ゴールデンウィークで帰省してきた兄と挑戦することにした。当日は前日までのぐずついた天気が嘘のように晴れ写真のとおり2人とも真っ赤に日焼けしてしまった。

 当日は珍しく終始七里ヶ曽根での釣行となりそれなりの釣果を得ることができた。朝一番に周りの人に2〜3匹のヒラス2.5kg前後が釣れ自分にしては珍しく出遅れてしまった。そして朝の9時半頃だっただろうか。クレイジーロングの改造ジグをシャクっていると隣りで釣っていた兄に2匹目がヒット!

 あれ?なんて思っていると自分にもヒット。そのとき自分は一番柔らかいタックル(WGJ-54L)を使用していたので今ひとつ大きいのか小さいのかわからない。でも「なんかやたら良く引くなぁ」何て思っていると兄が3.5kgのブリをランディング。それから遅れること1分ほどして浮いてきたのは6.5kgのまずまずサイズのブリであった。

 けっこういいサイズに気を浴した私はその後も2.4kgのヒラスをゲット。兄と数で並ぶ。そしてやや当たりが遠のいたお昼頃,自作ジグのken_jigに何かがヒットが,しかしリフトアッブ中にフックアウトによりばれる。がっかりする間もなく,再び同じジグにヒット,今度は大事に上げて2.6kgのヒラスをゲット。そしてその後の2投目でまたもやken_jigにヒット!思わず「ken_jig爆釣!!」なんて叫んでいるとなぜかラインブレイクでバラしてしまった。

 絶好調のヒットルアーをロスとしてしまい,しばらく沈黙していると,今度はken_jigを使っていた兄にヒット!でもこれまたフックアウトでバラシ。「おれらバラシブラザーズかぁ?」なんて言いつつもそのヒット率の高さに自分でもビックリしていたが,肝心な後が続かない。

 その後はポツポツと2〜3匹のヒラスやネリゴが回りに当たり,私も改造ジグで2匹小ヒラスをゲットしたところで沖上がりとなった。結果的には青物5匹を釣った私が一応竿頭となり,自作ジグのデータも取れたのでけっこう楽しい釣行であった。船長さんに感謝したい。

<釣果>

船中・・・ヒラマサ6.3kg〜2kg程が8本,ブリ6.5kgと3.7kgが1本づつ,ネリゴ2kg程が2本,ヨコワ1本
私・・・・・・ブリ6.5kgが1本,ヒラマサ2.6kg〜2kg程が4本,
兄・・・・・・ブリ3.7kgが1本,ヒラマサ3.0kgが1本

   ←2人分の釣果 ←船中の釣果


釣行日:2002年2月23日(土)

 2月の下旬に入り,ほんの一瞬だけ仕事に余裕ができた。次の週くらいから再び忙しい毎日が続くことも予想されたので,「行ける時に行っておこうと」と思い,潮周りの悪さも気にせず挑戦することにした。

 天気は割りと良く,とても暖かい日であった。私を含む3名をのせた船は一路壱岐の西沖を目指した。早速釣り始めたが1時間ほどは何もヒットしない。やがて遠投していた私の「Ken jig 1号機」に何かがヒットした。底の方でヒットしあまりひかないので底物かなと思っいつつ浮かせにかかる。

 やがて水面に現れたのは1.5kgのマダイであった。長年ジギングをしているが,他人が釣ったのは何度も見てきたが,自分が鯛を釣ったのははじめてであった。また,よくよく考えてみると今年の初魚であった。

 とりあえず,外道とはいえ,ボーズも無くなったことで幾分か気は楽になったが本命はヒットしていない。気合を入れなおしてがんばってみたが,何もヒットしない。

 船長さんも色々考えていただき,何度もポイント移動を繰り返していただいたが,他の2人の方に小マサとネリゴが釣れたのみで後は,アラカブ,サバ,アジ等の外道が釣れたのみであった。

 時期的にも,日にち的にも厳しい日を選んでの釣行だっただけにこんなものかとは思ったが,やはり少し悔しかった。純正自作ジグ(Ken jig)にヒットがあったのがせめてもの喜びではあったが・・・


釣行日:2001年12月29日(土)

 11月・12月と本当に忙しくて,殆ど釣りにいけなかった。冬休みに入り,少しだけ余裕が出てきたので,30日の日に予約を入れた。しかし,30日はシケの予定。急きょ丸屋船長さんに連絡をとり,この日に行くこととなった。

 しかし,当日も早朝から強い季節風が吹き波も高そうである。船長さんの「とりあえず出してみるね」の一言で一路二神島へと向かった。ところがやはり波が高い。何とかかんとか子二神までたどり着き釣りはじめたもののあたりはなかった。

 それでも,がんばって釣りつづけ5流し目ほどで,たまたま同船し隣りで釣っていたH氏に何かがヒットした。その数秒後に私にも何かヒットした。が,周りの人に気づかれる前にすぐばれてしまった。

 すぐに,ルアーを沈める。H氏の魚が徐々に浮いてきた。「そんなに大きなサイズでは無いようだがどうも本命みたいだなぁ」なんて思っていると私のルアー(クレイジーロング改)が着底したのですぐに1ピッチでシャクルとまたヒットした。「今度こそ」何て思っているとふっと引きが無くなった。

 横を見ると隣りのH氏のヒラマサが浮いてきている。その口元を見るとジャックナイフの180g。もう少しよく見ると私のラインが絡んでいた。それをほどくと運のいいことにまだ私の魚がついていた。上げると1.7kgの小マサであった。

 その後も2〜3回はそのポイントを流したのだが,結局ヒットが無いまま風裏のポイントへの移動を余儀なくされてしまった。的山大島の東で少しがんばっては見たものの何もヒットしないうちに沖ああがりとなった。

 状況的に,最悪の中周囲の人は1匹でも釣れたからよかったねと暖かかったが・・・


釣行日:2001年10月21日(日)

 夏休み以来久しぶりのジギングに行ってみた。行った先の名前はよくわからないが,ポイントについて一投目から2.5kgのカツオが食ってきた。「今日はいけそうだ」なんて思っていると,周りでもポツポツとあたりが出出した。

 しかし,肝心なヒラスはヒットしない。あっという間に時計は10時を回り,諦めムードが漂い始めたとき,私の隣でつっていた方に大きいあたりがあった。竿の振れ具合から本命とすぐわかるような強い当たりである。

 上がってきたの10kgオーバーの立派なヒラスであった。その後も2〜3匹のヒラスガ船中に上がったが,私には結局本命のあたりが来る前に沖上がりとなった。ちょっと悔しい釣行であった。


釣行日:2001年5月27日(日)

 前回平戸のユウキ丸で出船し,アラカブのみという心もとない結果に終わってしまい,不完全燃焼に終わっていた。この日は連日の部活動の練習試合の合間にたまたま休みが取れたので,急きょ一栄丸で出船することにした。当日は例年平戸周辺の食いが下がるとのことで,七里ヶ瀬まで足を伸ばした。

 初めの2時間ほどはあまりあたりが無かったが,同船者に3キロサイズのヒラスがあたり,ポツリポツリとあたりが出だす。そうなると自分の独壇場(のような気がする)と思い,気合を入れてしゃくり続けると3キロ強のヒラスがヒットしてきた。それから同サイズと2.5sサイズのヒラマサを立て続けにヒットさせた。

 その間誰もヒットしなかったので軽い優越感に浸ることができた。その後は,パタリとあたりが途絶えたので船長さんの判断で二神島へ移動し,1キロサイズのヤズやヒラゴを全体で何匹か釣った。

 たいした釣果では無かったがヒラス4匹釣った私が,一応この日の竿頭であった。そのこと自体は素直に嬉しかったし,やはり丸屋船長さんとの何とも言えない相性の良さのようなものを感じた。また,お願いしたいものである。


釣行日:2001年2月11日(日)

 年が明けてからというもの、週末のたびに天気が崩れる。ジギングの予約も2回ほど入れていたのだが、いずれも出船できないままに終わってしまった。だが、3連休の真ん中のこの日は珍しく好天に恵まれ、海も凪いでいる。岡山から釣りのために帰省していた兄の運の強さに、感心させられた

今回も、「一栄丸」にお世話になる事にした。この船は平戸の幸浦港を基地としている。最近は船長さんともずいぶん相性が良く、何かしら必ず釣らせてもらっている。出船は午前6時の予定だったが、若干遅れて、6時40分ごろ港を後にした。進路を北に取り、1時間ちょっとでポイントへ到着。ここは壱岐の西沖にあたり、1年前に爆釣した場所である。

ところが出船前の話によると、最近の状況は最悪らしい。「ヤズ(ブリの子)が、少ししか上がってない」とのこと。「ま、なんとかなるだろう」と思いつつ、ジギングを開始した。

本日はオーソドックスなタックルを使用。ロッドは、RYOBIのエンターソルトVSの2266M。リールはオシアジガーの2000に5号のPEラインと、20号のナイロンリーダーを10メートル。その先にジャックナイフ180gのピンクを、今回はダブルクリンチノットで直結。アシストフックを1つと、テイルにシングルフックを1つ付けた。

他にも3組のタックルを用意したが、95%は上記のタックルを使った。最近は、この組み合わせがとても調子が良い。エンターソルトは半分シャレのつもりで買ったのだが、柔らかさがとても心地良い。1番のお気にいりロッドになってしまった。

さて、釣り始めて3流し目だったろうか。誰にもヒットしない状況の中、自分のジグにヒットが出た。アワセを2回ほど入れたのだが、すぐにバレてしまった。ふと後ろを見ると、2人がヒットしている。そのうちの1人はバラシ。もう1人は、3キロくらいのヒラス(ヒラマサ)を釣り上げた。

その後、しばらくアタリが続く。10時ごろまでに、ヒラスと1キロ前後のヤズが、それぞれ数匹上がった。私も3匹ほどバラシつつ、3・2kgのヒラスを1匹ゲット。やがてアタリが遠のいたので、船長の判断で小二神島まで移動する。だが、あまり調子が良くなかったため、再び移動。生月島の西まで南下した。

このポイントではポツポツとアタリがあり、他の人が船中最大6・2kgのヒラスを釣った。私も4・8kgのヒラスを1匹追加し、2匹ほどバラす。やがて、最後の移動となった。やや北上し、的矢大島の西へと向かう。

この場所で2匹の大物に遭遇。まず1匹目は私に来た。船長さんに「上げて!」と指示されたので、フルスピードで巻き上げる。と、あと20mの所でヒットした。それまでの数キロクラスとは異なる引きが、手元に伝わってくる。

ロッドがグリップから絞り込まれた。ところが2〜3回ポンピングするや、「スゥーッ」と手応えがなくなった。またもバラシである・・・。この前に5匹もバラしているが、それまでのフックアウトではなく、リーダーとラインの継ぎ目で切られていた(あとから考えてみると、結び目がスッポ抜けただけのような気もするが・・・)。とても悔しかった。

その直後、兄のジャックナイフに大きなアタリがあった(兄は、これまでにヤズを2匹釣り上げていた)。私のヒットを見ていた兄は、グランウェーブZのドラグをフルに(7kg)閉めていたらしい。

ところが魚はいとも簡単に、ドラグからラインを引き出していく。私は何度も、「いっぱいいっぱい?」と兄に尋ねた。兄もさらにドラグを閉めようとがんばっているが、「閉まらない」とのこと。結局ラインを数回引き出され、根ズレでリーダーを切られてバラしてしまった。隣にいた私にも、どうすることもできなかった。

「長崎の海には、まだまだすごいヤツがいるものだ・・・!」と、あらためて闘志が湧いた。だが、ほどなく沖上がりの時間が来て、納竿となった。この日の乗船者は7名。船中の釣果は、ヒラスとヤズを合わせて20匹ほど。「釣れない」と言われていた割には、まずまずであった。ちなみに私はバラシ6回で、今回も見事バラシ王の座に着いた。

振り返ってみると、この日の魚はテイルフックに掛かってくる事が多かった。また、スレ掛かりも多発した。なぜかはわからないが、それがバラシの多さに繋がったのかもしれない。さらに研究を重ねて、次回こそ大物を仕留めたいものである。

船内の釣果  二人の釣果  ガンバル兄   


釣行日:12月30日(土)

今世紀もいよいよあと2日。「20世紀の釣り収めを」ということで、平戸の幸浦からジギングに行くことにした。今回お世話になったのは丸屋船長が操る一栄丸である。私は今年全部で9回ジギングに行ったが、そのうち5回は一栄丸にお世話になっている。

前日に船長に電話をかけ釣況をたずねると、前日、一昨日共にほぼボウズだったとのこと。私自身は前日に3キロのスズキを釣っているので、「釣れなくてもいいかな」とか思っていたが、今回は岡山から兄と、福岡から兄の友人が同行するので、彼らにとっては大問題である。

当日はうす曇ではあるものの風はほとんど無く、いわゆるベタ凪。6時の出船に合わせて港に集まったのは自分たち3人を含む8人。道具や風貌からいずれもベテランぞろいといった感じであった。中には、今年の1月22日に爆釣した時の竿頭S氏もいた。彼のジギングは独特で、われわれが1匹釣る間に2匹のペースで釣り上げる、まさに名人である。

1時間ほど船を北西に走らせ、ポイントに着いたのは午前7時頃。すぐに釣りを始めたものの、あたりはまだ薄暗い。ここらでのジギングでは大体日の出後の勝負になるので、皆、力を押さえたシャクリを繰り返している。さすがに最初の30分程は何もヒットしなかった。

やがて日が昇り周囲が明るくなりだした頃、アタリが出だした。どうやら1キロ程のネリゴ(カンパチ)らしいが、フッキングしない、もしくはフッキングしても途中でバレるというパターンが続いた。私にもヒットし、リフトアップしてきたが、船長のランディングと同時にフックアウトし、バレてしまった。そのすぐ後にも別の人が、私と全く同じパターンでバラし、なかなか船上に魚が上がらない状況が続いた。

その状況が15分ほど続いただろうか。ピンクのジャックナイフ180gをゆっくりとリトリーブしていた私に何かがヒットした。それほど強い引きではないが、それまでのネリゴよりは強い引きである。柔らかいロッドを使っているので周囲は大物と思ったらしいが、海面に姿をあらわしたのは70cm3.2kgのヤズ(ブリ)であった。

その後このポイントで他の人たちが1キロ前後のネリゴを追加したものの、アタリがパタリと止まってしまった。船長の判断で場所を生月島の西に移動し、すぐに他の人たちに4キロと3キロほどのヒラス(ヒラマサ)がヒットした。しかしここでもアタリガ続かず、再び場所を点々と移動した。途中私に45cmほどのサワラがヒットしたものの、なおも厳しい状況が続く。

この時点で何も釣り上げていないのが、私の兄とその友人、と他のグループの中の1人。色々試しているがなかなかヒットに持ち込めない様子。やがて時計が3時に近づく頃には、ポイントを的山大島の北西まで移動していた。「そろそろ沖上がりかな」とか思っていると、ルアーに何かが「コン」と当たった。私はフッキングできなかったが、横を見ると船の後ろの方で2人の竿が曲がっている。

ヒットしたのは1キロ強のヤズであった。それから約1時間ほどヤズのあたりが続き、私の兄もその友人も無事ヤズを釣り上げ、私も2匹追加したところで沖上がりとなった。港に着き釣果を並べてみると全部で25匹。「釣れない」と聞いていた割にはまずまずの釣果となった。

20世紀の最後に良い結果を導いてくれた船長さんと、平戸の海に感謝したい。ちなみにこの日の竿頭であるが、案の定S氏であった。私が4匹、彼は8匹程釣っていたので、やはり自分の倍は釣るようだ。今度から彼をミスター竿頭と呼ばせていただくことにした。

本日の全釣果です。


平成12年11月25日(土)

前日は飲み会があり、実家へ帰ったのは夜の11時30分ごろであった。急いで準備を済ませ、3時間ほど寝てから一路平戸幸ノ浦へと向かう。今回は、丸屋船長の操船する「一栄丸」へお世話になる事に。前日、最近の釣況を尋ねると、「最近、あまりヒラスが食わんとさねぇ」とのこと。「じゃあ、釣れないつもりで行きます」などと会話を交わしての釣行となった。

6時の出船に合わせて港へ集まったのは、全部で7名。それぞれ準備を済ませ、予定どおり港を後にした。私はとても眠かったので、出船と共に船室へ潜り込んで仮眠を摂った。1時間30分ほど経つと、エンジン音が小さくなった。目を覚まして船室から出ると、辺りは一面の海。「ここはいったいどこなんだ?」と思ったが、黙ってピンクのジャックナイフ170gを投入した。

この日はけっこう晴れており、波は1・5m。まずまずの状況である。「すがすがしい朝だなぁ・・・」と空を見上げていると、ルアーが着底した。水深はおよそ70m。周りの人は誰もリールを巻き始めていないので、この日の初リトリーブを開始した。

寝ぼけ半分ではあったが、30mほど巻いたところでリトリーブをいったん中止。再びルアーを沈める。周囲の人たちが1投目をリトリーブし終わるころ、私のジャックナイフが再び着底した。

まだ目もはっきりとは覚めないまま、2回目のリトリーブに入る。3回ほどシャクった時、「グン!」と重たいアタリが伝わってきた。すかさずフッキングすると、「ブルンブルン」と力強く首を振っている。およそ5kgに設定したドラグから、少しだけラインが引き出された。ごく慎重に少しずつ浮かせると、思ったよりも大きなヒラマサであった(久しぶりの獲物なので、そう見えるのかも・・・)。

突然の思いもよらないヒットに、完全に覚醒。釣りを再開する。2回目のリトリーブでヒット!先ほどと同じような引きが伝わってきた。ところが、間もなくフックアウト。バラしてしまった。「今日は活性が高いのかな?」と一瞬思ったが、その後パタリとアタリが途絶える。バラシが影響しているような気がして、少し肩身が狭かった。

「なんとか、汚名を挽回しなければ・・・」と30分ほどがんばっていると、再び底の方で青物らしきアタリがあった。今度はバラさないように、慎重に浮かせる。と、60cm弱のカンパチが浮いてきた。その後2時間ほどは、ポツリポツリと1kgほどのハガツオやカンパチが釣れてくる。だが、やがてアタリがパタリと止まってしまった。

3時間ほどは、底物以外のアタリが途絶えていた。しかし1時を過ぎたころから、再びポツリポツリとハガツオが当たり出した。私にも、ハガツオらしきアタリがあった。ハガツオのつもりでどんどん巻き上げると、あと20mほどの所で突然走り出した。ドラグから、ラインが3回ほど引き出される。少し驚きながら水面まで浮かせると、ハガツオではなかった。丸々と太ったホンガツオであった。

その後も、ポツリポツリとハガツオが釣れ続く。私も1匹を追加。午後3時ごろ、沖上がりとなった。この日の私の釣果は、以下のとおりである。

ヒラマサ:1匹(85cm5・4kg)
ホンガツオ:1匹(60cm3・8kg)
カンパチ:1匹(54cm2・5kg)
ハガツオ:2匹(1・6kg 1・2kg)

船中では私の釣果の他にヒラマサ約4kgが1匹、カンパチ1kg強が数匹、ハガツオ1kg強が10数匹、スマガツオ2kgが1匹といったところであった。この日の食いは全体的にやや渋めであったが、思っていたより良い釣果を上げる事ができた。

後で聞いたのだが、この日の釣行場所は「カツオゾネ」といい、文字どおりカツオがよく釣れる場所であった。ここは根がとても荒くて、船全体で10個以上のルアーが引っかかった。私も2個ほど引っかけた。2個ともスピニングリールで、4オンスほどのジグを使用していた時にロストしている。

その後はベイトリールを中心に、300〜170gのルアーを中心に攻める。この釣り方によって、根掛かりをほぼ防ぐ事ができた。やはりジギングに出る時は、ベイトとスピニングの2種類を揃える方が、何かと有利なようである。


  船内の釣果


平成12年8月22日(火)

この釣行を決めた8月20日頃は、お盆休みに4日連続で釣りに行ったものの満足の行く釣果が得られず、釈然としない日々を送っていた。

そこで「夏休み最後のジギングを」と思い、平戸の一栄丸船長に電話をしてみた。すると「22日と24日が2人入っていて、26日は4人入っている。あとは入ってない」とのことであった。早速、釣友のD氏に電話をすると、22日が良いとのことであった。「22日ならもし行けなくても、その後でもいけるかな」とか思い、早速予約をいれた。今思うとこの予約の入れ方が大きなミスであったとも気付かずに・・・・。

釣行当日は、朝鮮半島付近から張り出してきた高気圧の影響で、抜けるような青空が広がっていた。午前5時30分の出船に合わせて港に集まってきたのは、私たち2人と、ジギングは初めてという2人組の4名であった。

港を出て約1時間半の7時前、二神島沖、というよりは壱岐の西と言ったほうが正しいほどの沖で釣りを開始した。はじめは、まだ夜が明けたばかりなのですぐには食ってこないだろうと、余裕のシャクリで釣っていた。やがてアタリがないまま8時前になり、場所を小二神島へ移そうかとする頃には、例の2人組は船の後ろで具合悪そうに寝ていた。

それでも、小二神のすぐ近くまで場所を移動すると、2人組も何とか起き上がり、4人で釣りを再開した。間もなくこの日初めてのアタリが後ろのほうから伝わってきた。見てみるとその2人組のうち、D氏の横で釣っていた方の竿が弧を描いている。やがて上がってきたのは2kg前後のカンバチであった。

「次は自分だ」と竿を持つ手にも力が入る。しかし、結局このポイントでも、その1匹以外にヒットを得ることができなかった。その後も、小二神島近くの瀬や二神島と的山大島の間、生月島の周りなど転々と探っていったのだが、誰一人ヒットが無かった(といっても実質D氏と私しか釣りをしていなかったが・・・)。

そうこうしているうちに、時計は午後3時を回り、沖上がりの時間になった。船は出船港へ向けて的山大島の東を走り出した。「結局何も釣れなかったなぁ」と諦めていると、的山大島と度島の間のやや東よりのところで船が止まった。

水深が10〜30mとかなり浅いその場所には、イワシか何かの小魚がたくさん群れていた。船長さんが何も釣れない私たちにラストチャンスを与えてくれたのである。船長さんが「80gくらいのジグを遠投して斜めに引いてみんね」というので、言われたとおりバンジーメタルの100gを遠投して斜めに引いて見た。

すると、船酔いから復活した2人組のうち、私の横で釣っていた方の竿に何かかヒットしたが、すぐにバレたようあった。そのすぐ後,私に何かがヒットした。「コン」と小さいアタリがあり、その後も弱々しい引きが伝わってくる。いつも味わっている青物のそれとは全く違う引きに残念さがこみ上げてくる。

それでもこの日最初の魚なので、大事に寄せると、ネリゴ(カンパチの子)のような魚体が浮いてきた。が、それにしてもあまりにも走らない。その魚をもう一度しっかり見てみると、なんと37cmのやや大きめなイサキであった。しかも鯛針20号のアシストフックがしっかりと口に刺さっている。ジギングを始めて5年目になろうかとしているが、イサキを釣ったのは初めてである。

その後は、先ほどアタリがあった2人組の1人とD氏に30数cmのヤズ(ブリの子)が釣れ、4人が仲良く1匹ずつ釣った時点で納竿となった。船長さんによるとこの日は小潮の中日で潮が殆ど動いていなかったらしい。潮が動かないと魚が散らばってしまって、なかなかポイントにいないとのことであった。

今回は、十数年も釣りをしているのに、潮のことを少しも考えずに慌てて予約を入れた自分たちのミスとしか言いようが無い釣行であった。次はしっかりと潮時表を見てからじっくりと予約をいれたいと思う。


平成12年5月4日(木)
  前回二神島沖で爆釣した後,2回ほどジギングの計画を立てたが,2回ともシケで中止となってしまった。

 その鬱憤を晴らすべく臨んだ今回の釣行は,正月のアジソネジギング同様,釣り仲間のD氏および私の兄の3人での釣行となった。

 アジソネジギングの時D氏の6キロカンパチを見た兄は,ニュータックルを購入し,気合十分である。

 6時の出船に合わせて,早朝に私の実家を出て平戸大橋を渡ったのが5時15分頃。「ちょっと時間つぶし」といつも立ち寄る釣具店SINSINNへ立ちよりコーヒーに舌鼓を打っていると,丸屋船長が迎えに来た。 「前日は結構釣れたよ」なんて会話をしつつ港へと向かった。

 「そう言えば前回爆釣した次の日は釣れなかった」なんてことを考えつつ荷物を船に積み6時少し前に出船した。

 最初に向かったのは小二神島の少し北の海域。前回も朝一は食いが渋かったので,最初は酸欠で船酔いしない程度にダラダラ巻いていた。案の定食いが渋かった。すぐ場所を移動し,前回爆釣したあたりへ向かった。

 が,やはり渋かった。だれもヒットしないまま2時間ほどが経過した。やがてその沈黙が,心地よいロッドの曲がりで破られた。良く見ると(隣で釣っていたが・・・)それは,な,なんと・・・ジギング2回目の兄であった。

 私は「おおやったね」なんて言いながら,ルアーを引き上げ邪魔にならないように。ランディングを見守っていた。あがってきたのは,3.5キロ程のヒラマサであった。

 私は内心あせっていたが,「そのうち自分にも釣れるさ」なんて素振りを装っていた。やがて,渋い中にも,パラパラと当たりが出だし,3〜4キロを中心に3〜4匹ほどのヒラマサが回りのアングラーによって釣り上げられた。

 D氏も1匹釣り,その後1匹パラしている。やがて兄も1匹4キロ75pサイズを追加し,釣っていないのは私と隣のアングラーだけになった。その彼もアラカブなどを手堅く釣り上げている。

 「いよいよ自分だけだぁ」なんてあせっていると,「コン」と何かが当たった。「ウォリャァ」と合わせを入れ浮かせにかかるが手応えが殆ど無い。 もしかして・・・なんて思っていると,やはり40pアップのエソであった。

 そうこうしているうちに,お昼を過ぎ,沖あがり時間も近づいたとき,兄にまた何かが当たった。あまり引いてる様子でもないので(余裕が無かったって説もある)そのまま釣りを続けているとオレンジの魚体が目に入ってきた。1キロオーバーのアコウ(キジハタ)であった。

 結局その後も自分だけ何も釣ることが出来ないまま帰港する事になった。全体的に渋かった今回の釣行は同船者7名で,なんと兄が竿頭であった。はるばる岡山くんだりからきた甲斐があったようだ。

 それにしても最近兄と釣りに行くとなぜか私は全然釣れない。やはり,兄とは偉大ナ存在なのかも・・・

   ←兄の釣果


平成12年1月22日(土)
  2000年を迎え,今年でジギング歴も4年目に突入した。過去3年間を振り返ると,いつも「今度こそヒラスの大物を」と,意気込んで出航するものの、いつもボーズか2キロ前後を2〜3匹という結果に終わっていた。
 しかし今回は,初めての幸の浦港(平戸)からの挑戦ということで,何か釣れそうな予感がしていた。
 前日までの寒気も緩み,当日はややウネリが残る曇り空。「今日こそ」と言う気持ちと「今日もかな」という複雑な気持ちを抱きつつ,早朝6時に幸の浦港を後にした。やがてポイントに着き,150g前後のメタルジグを海底まで沈め,着庭と同時に竿をシャクリながら一気に巻き上げる。ほとんどスポーツに近い釣り「ジギング」のスタートである。
 最初の一時間くらいは薄暗いせいか当たりがまったく無い。やがて周囲もずいぶん明るくなったころ,船の後ろでシビ(マグロの幼魚)がヒットした。船上の活気が一気に上がり,リールを巻く手にも力が入る。その後すぐ何かが自分のルアーにヒットした。同時に今までに無い強い引きが竿をしならせる。何回も襲ってくる強い引きに絶えながら少しずつ浮かせていく。やがて目の前に現れたのは,85cm-5.5kgのヒラスであった。最初からよいスタートが切れ,心地よい満足感を味わった。
 しかし,この日はこれでだけでは終わらなかった。この後,船上のあっちこっちでアタリがで出した。しかも良形のヒラスばかりである。やがて小型のカンパチまでつれ始め,船上は騒然となった。この調子が午後3時の沖上がりまで続き,同船した6人で,ヒラスが7キロ(他人)を頭に40匹ほど,カンパチも40匹ほど,その他マダイ,アコウ,サワラなども釣れ,昼過ぎには竿を持つ手が動かなくなるほどの爆釣であった。
 状況次第で爆釣は珍しくは無いと聞いていたが,初めての経験にとても大きな感動を覚えた。「釣りをしていて本当によかった」心からそう感じることが出来た1日であった。